バックハンドは、フォームのコツをつかめば初心者でも安定して打てる技術です。ここでは、基本フォームから打ち方の手順・ミスを減らすコツ・練習法まで、ステップごとにわかりやすく解説します。
「バックが苦手でつい逃げてしまう」「打ってもネットかオーバーミスばかり」という方は、フォームの根本を見直すだけで驚くほど改善します。ぜひ最後まで読んで、実戦で使えるバックハンドを身につけてください。

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卓球のバックハンドとは
バックハンドは、体の正面や逆手側に来たボールを手の甲側の面で打ち返す基本技術です。フォアハンドより可動域が狭い分、コンパクトなスイングが求められます。バックハンドが安定すると、ラリーの継続力が上がり試合全体の安定感が大きく増します。
フォアハンドは体の斜め横でボールをとらえますが、バックハンドは体の正面でボールをとらえるのが基本です。最大の違いはスイングの可動域で、フォアは体全体を使って大きく振れますが、バックは約60〜90度程度に制限されます。そのため、コンパクトで正確なスイングを身につけることが上達のカギになります。
- バックハンドは体の正面でボールをとらえる技術
- スイング可動域が狭いため、コンパクトなフォームが重要
- グリップによって使う面が異なる(日本式ペンは表面)
- バックハンドの安定がそのままラリー力・試合力に直結する
グリップ別のバックハンド打球面
ラケットの持ち方によって、バックハンドで使う面が変わります。自分のグリップを確認しておきましょう。
| グリップ | 使う面 |
|---|---|
| シェークハンド | 裏面(手の甲側) |
| 中国式ペン | 裏面(手の甲側) |
| 日本式ペンホルダー | 表面(フォアと同じ) |
バックハンドを使うタイミング
バックハンドを使う主な場面は次のとおりです。
- 体の正面に来たボール
- 利き手と逆側(フリーハンド側)に来たボール
- フォアへ回り込む時間がないとき
試合ではバックハンド側への返球が非常に多く、安定したバックハンドを持つことが得点力・守備力の両面に直結します。張本智和選手・張本美和選手のような世界トップ選手も、強力なバックハンドを武器に活躍しています。

バックハンドの基本フォームと構え方
バックハンドを安定させるには、「構え→バックスイング→スイング→フォロースルー→基本姿勢に戻る」という一連の流れを正しく身につけることが大切です。
ここではシェークハンドを基本に、各ステップを順番に解説します。ペンホルダーとの違いも補足しますので、自分のグリップに合わせて確認してください。
グリップ(握り方)のポイント
初心者がやりがちなのが、力を入れすぎてラケットをぎゅっと握ってしまうことです。手や腕が固まり、スムーズなスイングができなくなります。
基本はリラックスした握り。「バイクのハンドルを軽く握るくらいの力加減」をイメージしてみてください。打球の瞬間だけ少し締め、すぐに力を抜くのが理想です。
なお、打球時にラケットを握っていれば持ち方・握り方に制限はありません。自分に合った握りを探しましょう。
- 打球前からラケットをぎゅっと握りしめている
- 打った後も力が入ったままで、次の動作が遅れる
- 打球前後でグリップの力加減が極端に変わる
スタンス(足の位置)の基本
まず両足を肩幅程度に開き、膝を少し曲げてリラックスした状態をつくります。上体は約15〜20度前傾させ、重心はやや前・低めに保つのがポイントです。
右利きの場合は、左足を右足より半歩ほど前に出します。前後方向の安定性が増し、フォアへの切り替えもスムーズになります。
「前から押されても後ろから押されても倒れない」感覚が正しい構えの目安です。頭の位置が5cmほど低くなるくらい膝を曲げると、自然にその姿勢になります。
バックスイングの取り方
ラケットを胸〜おへその高さに引き、お腹の前に空間をつくるイメージでバックスイングを取ります。体の中心線を超えるほど大きく引くのは禁物で、ミスの原因になります。
バックスイングと同時に膝を少し曲げて、下半身にも力をためておきましょう。
スイングの軌道と打点
肘を支点に、「車のワイパー」や「フリスビーを投げる」ようなイメージでコンパクトに前方へ振り出します。大きく振りかぶる必要はありません。
打球点は体の正面・お腹の約30cm前が目安です。ラケット面の角度は垂直に近い約80度を意識してください。
- 面が上を向きすぎると→ボールがオーバーするミスが増える
- 面を被せすぎると→ネットミスが増える
- 打ち終わりにラケットの向きが縦(上向き)→正しいフォームのサイン
スイングと同時に膝をゆっくり伸ばし、下半身のパワーもボールに乗せましょう。打球後はすぐに力を抜いて基本姿勢に戻ることが、次の球への準備につながります。
- グリップはリラックス。打球の瞬間だけ少し締める
- 両足肩幅・左足を半歩前・膝を曲げて重心を低く保つ
- バックスイングはコンパクトに。体の中心線を超えない
- 打球点はお腹の30cm前・ラケット面は約80度
- 打球後はすぐ力を抜いて構えに戻る
初心者がやりがちなバックハンドのミスを直す方法
バックハンドが安定しない原因は、たいてい4つのミスに集約されます。「なぜミスが出るのか」「どう直すか」をセットで理解することで、練習の効率が一気に上がります。各ミスには安定させるためのコツも合わせて解説しています。
ミス①:手首だけで打ってしまう
回転をかけようとするあまり、手首に頼りすぎてスイングが不安定になるパターンです。肘を支点として使えていないと、打球のたびにラケット面の角度が変わり、コントロールもパワーも出にくくなります。
改善策は、肘を体の前で固定してスイングすること。「車のワイパーが動くように」または「フリスビーを投げるように」肘を軸に振るイメージが掴みやすいです。打ち終わりにラケットが縦向きになっていれば、正しい軌道で振れているサインです。
- 打ち終わりにラケットが縦向きになっているか確認する
- テイクバック(打つ前のラケットの引き)は体の中心線を超えない程度にとどめる
- 脇にタオルを挟んで素振りすると、肘支点の感覚をつかみやすい
ミス②:肘が体から離れすぎている
大きなスイングで打とうとして脇が開き、肘が体から離れてしまうミスです。スイングが大振りになると打点が毎回ズレ、コースも乱れやすくなります。
おすすめの練習法は「タオル挟み素振り」です。
- 脇にタオルを挟む
- タオルを落とさないようにスイングする
- 落ちない範囲でのスイングが「正しいコンパクトな振り」になる
ミス③:ラケット面の角度が安定しない
打球時に面が上を向きすぎてオーバーミス、被せすぎてネットミス——この繰り返しに悩む初心者は多いです。打つ瞬間だけ面を調整しようとすると、毎回角度がブレてしまいます。
ラケット面の角度は約80度(ほぼ垂直)をキープするのが基準です。バックスイング時も打ち終わりも同じ角度を意識してください。「打球前も打ち終わりも80度」と声に出して確認しながら練習するのが効果的です。
- 打つ瞬間だけ面を上に向ける → オーバーミス
- 被せすぎてインパクト → ネットミス
- バックスイングと打ち終わりで面の角度がバラバラ
ミス④:打点が体に近すぎる(または遠すぎる)
フットワークを使わずボールを待ってしまうと、体の近くで詰まって打つか、腕を伸ばした状態で無理に打つかのどちらかになります。どちらもスイングが窮屈になり、力とコントロールを同時に失います。
目安はお腹の約30cm前でボールをとらえること。台との距離はラケット1本分(25cm前後)を基準にしましょう。
- 手首の使いすぎ→ 肘を固定してワイパースイング
- 肘が体から離れる→ タオル挟み素振りでコンパクトに
- ラケット面の角度がブレる→ 常に約80度をキープ
- 打点がズレる→ フットワークでお腹30cm前に入る
バックハンドドライブの打ち方
バックハンドドライブは、ボールに「当てる力」と「擦る力」を同時に加える応用技です。基本のミート打ちよりも難易度が高く、回転の種類によってフォームを大きく変える必要があります。
上回転ボールにはラケット45度・水平スイング、下回転ボールには垂直気味のラケット角度・下から上のスイングが基本です。回転別に順番に確認していきましょう。
対上回転ボールへのバックハンドドライブ
上回転ボールへのドライブは、高めのバックスイングと水平スイングがポイントです。ボールの勢いを利用しながら前進回転をかけていきます。
スタンスと構え方
肩幅より足1つ分ほど広くスタンスを取り、膝を曲げて頭の位置を約5cm低くします。つま先側に体重を乗せ、上体を約20度前傾させましょう。
台との距離はラケット1本分(約25cm)が目安です。脇を軽く開けて肘を体から離し、ラケットを体の正面・台と同じくらいの高さに構えます。上回転は高めのバックスイングがポイントになります。
スイングの軌道と手首の使い方
ラケット角度は45度で、ボールをやや被せ気味にしながら水平方向へスイングします。手首を内側に入れてラケット先端をズボンの左ポケット方向へ向け、ムチをしならせるイメージで手首を返しながら振り抜きます。
打球点は体の正面・頂点付近が基本です。斜め前方向にスイングして前進回転をかけましょう。フォロースルーはラケットを前から上へ自然に振り抜きます。
対下回転ボールへのバックハンドドライブ
下回転ボールへのドライブは、上回転のときより大きく重心を落とすことが前提です。ラケット角度とスイング方向を調整して、しっかりこすり上げる感覚を身につけましょう。
姿勢を低くしたバックスイング
スタンスを肩幅よりさらに広くし、頭が10〜15cm低くなるよう膝を深く曲げて重心を大きく下げます。お腹の前に空間を作るように体を沈み込ませながら、ラケットを体の正面に引きます。
ラケットがボールよりも低い位置になるよう、手首を捻ってテイクバックするのがポイントです。下回転球に目線を合わせるためにも、この姿勢が重要になります。
ラケット角度と打球点の調整
ラケット角度はほぼ垂直(上回転の45度より立てる)にします。下回転に負けないようこすり上げるためには、垂直気味の角度が必要です。スイングはフリスビーを投げるように斜め上に振り上げます。
打球点はバウンド頂点からボール2つ分ほど落ちたところが目安です。お腹前に引きつけてからスイングしましょう。
ミスが続く場合は以下の点を確認して調整してみてください。
- ネットミスが多い:ラケット角度をさらに上に向けて調整する
- オーバーミスが多い:スイング方向を水平気味にして調整する
- 下回転が強すぎる場合:無理にドライブせず、ツッツキで安定させる判断も重要
バックハンドドライブ固有の安定ポイント
フォームを覚えたら、ドライブ特有の動作を安定させるための意識を持つことが大切です。基本のバックハンドとは異なる以下の4点を確認しながら練習に取り組みましょう。
- 回転を見極めて角度を変える:上回転は45度・水平スイング、下回転は垂直気味・下から上スイングが基本。回転の判断が先決です
- 腰の回転を使って威力を出す:腕だけで打つと威力不足になります。利き足に体重を乗せ、腰の回転をスイングに連動させましょう
- 重心を低く安定させる:どっしりと低く構えることでスイングが安定し、より力強い打球が打てます
- 手首の使いすぎに注意:手首を動かしすぎるとインパクトのタイミングが合わずミスが増えます。主に前腕と肘でスイングするのが基本です
- 上回転はラケット45度・水平スイング、下回転は垂直気味・下から上スイング
- 腰の回転と腕を連動させてスイングスピードを上げる
- 重心を低く保ち、安定したスタンスで打球する
- 手首の使いすぎは禁物。前腕・肘主体のスイングを意識する

バックハンドの応用テクニック一覧
基本のバックハンド(ミート打ち)が安定してきたら、次のステップとして応用技術を身につけましょう。ここでは習得すべき4つの技術を紹介します。それぞれの特徴と使う場面を把握して、段階的にチャレンジしてみてください。
バックハンドブロック
相手の強打を安定して返球する、守備的な技術です。基本のバックハンドスイングをさらに小さくするイメージで打球します。
「振らない」意識でラケット面を合わせるのがポイントです。相手の力を利用して返球するため、大きく振ろうとするとミスにつながります。
試合中、相手がバックハンドドライブや強打を打ってくる場面では頻繁に使います。守備の基本として早めに習得しておきたい技術です。
バックツッツキ
バック側に下回転(ボールが手前に戻るような回転)の低いボールが来たとき、安定して返球するための守備的技術です。
相手のサーブへのレシーブや、台上の下回転ボール処理でとくに出番が多く、バックハンドでのレシーブを安定させるために欠かせない技術といえます。
コツは、ラケット面をやや上に向けてボールの下側を薄く擦るようにスイングすること。詳しい打ち方は下記の関連記事も参考にしてください。

バックハンドフリック
台上の短いボールをバックハンドで弾くように打つ技術です。ボールの軌道が直線的で、チキータと比べると難易度は低めです。
相手の短いサーブやストップに対してレシーブで先手を取るときに使います。直接得点を狙うというより、次のチャンスボールを引き出す「チャンスメイク」としての役割が大きい技術です。
手首を使ってボールの側面〜上面を擦り、ストレートとクロスに打ち分けることでコースを読ませないのがコツです。近年はチキータで代用される場面も増えていますが、状況に応じて使い分けられると有効です。
チキータ
台上の短いボールに対して、バックハンドで強烈な横回転〜上回転をかけて攻撃する技術です。ボールの軌道が曲がる特性が、バナナの形を連想させることから「チキータバナナ」とも呼ばれます。
チェコのピーター・コルベル元選手が開発し、張継科選手が2011年世界選手権で多用して優勝したことで世界に広まりました。現在は男女問わず使える選手が増え、試合に勝つための必須技術になりつつあります。
主な使い場面はサーブレシーブです。相手の短いサーブやストップに対して、先手を取って攻撃できるのが最大の強みです。
基本の打ち方は3つのポイントを意識しましょう。
- 右足(右利きの場合)を台の下に深く踏み込む
- 手首を内側に大きくひねってテイクバックする
- ボールの左側面〜上面を擦り上げるように振り抜く
- バックハンドブロック:振らずに面を合わせる守備技術。強打への対応に必須
- バックツッツキ:下回転ボールを薄く擦って返す守備技術。レシーブの安定に不可欠
- バックハンドフリック:台上の短いボールを弾く技術。チャンスメイクに有効
- チキータ:強烈な横回転で攻撃する上級技術。現代卓球の必須スキルに
試合でバックハンドを使いこなす戦術
バックハンドの技術が安定してきたら、試合の流れの中でどう活かすかを意識しましょう。レシーブから始まる展開づくりとコース・配球の考え方を押さえることで、実戦での得点力が大きく変わります。
サーブレシーブでバックを活かす
試合では相手のサーブに対して最初に返球するレシーブが重要です。バック側への短いサーブにはバックツッツキやバックハンドフリック、長いサーブにはバックハンドドライブやブロックで対応するのが基本の判断です。
とくにバック側への下回転サーブは試合で非常に多く使われるため、バックツッツキを安定させておくことがレシーブ力の底上げに直結します。チキータが使えるようになれば、レシーブから先手を取れる場面が格段に増えます。
- 短い下回転サーブ → バックツッツキまたはバックハンドフリックで返球
- 長い上回転サーブ → バックハンドドライブで攻撃
- 短いサーブ全般 → チキータで先手を取る(習得後)
コースと配球の考え方
バックハンドで打ち返す際、コースを意識するだけで相手のミスを引き出しやすくなります。基本のコース選択は次のとおりです。
- クロス(斜め方向):安全なコース。ネットが低く距離も長いためミスが少ない
- ストレート(まっすぐ):相手の動きを止める効果的なコース。決定打になりやすい
- ミドル(相手の体の正面):相手がフォア・バックどちらで打つか迷わせる揺さぶりに有効
ラリー中は同じコースに返し続けず、クロスとストレートを交互に打ち分けることで相手のフットワークを乱せます。バックハンドの精度が上がったら、意図的に相手のミドルを狙う練習も取り入れてみましょう。
- バックツッツキを安定させてレシーブの土台をつくる
- チキータでレシーブから先手を取る展開を増やす
- クロス・ストレート・ミドルを使い分けて相手を崩す
- 同じコースに返し続けず、打ち分けで相手のフットワークを乱す

バックハンドが劇的に上達する練習メニュー
バックハンドの上達には、段階を踏んだ練習が重要です。「素振り→多球練習→ラリー→切り替え練習」の順に取り組むことで、フォームの定着から実戦感覚まで無理なく身につけられます。各ステップの目安時間・球数を意識しながら、毎日の練習に取り入れてみましょう。
ステップ1:素振りでフォームを定着させる
ボールを使った練習では、返球に意識が向いてフォームが崩れがちです。まず素振りでスイングを体に覚え込ませることが、上達への最短ルートです。
肘を支点に、体の正面で打球するイメージで繰り返しましょう。打ち終わりにラケットが縦向きになっているかを毎回確認してください。
- 1回あたり5〜10分を目安に毎日継続する
- フォームが固まってから打球練習に移行する
- 誤ったフォームが定着する前に修正する
ステップ2:多球練習でタイミングをつかむ
素振りで身につけたフォームを、実際のボールで確認する段階です。打点・スイング軌道・ラケット角度の感覚をここで磨きます。
コーチや練習相手にバック側へゆっくり上回転のボールを出してもらい、バックハンドで打ち返しましょう。20球程度ミスなく返せるようになったら、徐々にテンポを上げていきます。
- 1セット20〜30球、3〜5セットを目標にする
- 「確実に入れる」ことを最優先にする
- 慣れてきたら下回転ボール(ツッツキ)に対するバックドライブに移行する
ステップ3:バック対バックのラリー練習
同じテンポで打ち続けることで、安定性と実戦に近いリズム感が養われます。ワンコースラリーで100球連続を目標に取り組んでみましょう。
フォームが崩れていないかを意識しながら打ち続けることが大切です。パートナーがいない場合は、壁打ちで代用することもできます。
慣れてきたら、ストレート・クロス・ミドルの3コースへの打ち分け練習を追加するとコントロール力がアップします。
ステップ4:フォアとバックの切り替え練習
実戦では、フォアとバックを素早く切り替える場面が頻繁にあります。フットワークとスイングの切り替え速度をここで鍛えましょう。
相手にフォア側→バック側の順にボールを送ってもらい、素早く切り替えて打ちます。順番が固定できたら、バック→フォアの順や、ランダムコースにも挑戦しましょう。
- 1セット30〜50球、複数セット行う
- フォア→バックの切り替えに慣れたらバック→フォアも練習する
- 最終的にランダムコースで実戦感覚を高める
- 素振り:5〜10分(練習前のウォームアップとして毎回実施)
- 多球練習:3〜5セット(上回転→下回転の順に取り組む)
- ワンコースラリー:10分
- 切り替え練習:10分
- バックドライブ練習:15分
よくある質問(FAQ)
バックハンドとフォアハンド、どちらを先に練習すべきですか?
どちらが先というより、フォアとバックをセットで習得することが推奨されています。フォアハンドは基礎中の基礎とされることが多いですが、バックハンドも同じく基本技術のひとつです。
実戦では、試合の多くの場面でバックハンドが使われます。早い段階で両方を安定させることが、卓球の上達につながります。フォアハンドの打ち方が気になる方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
バックハンドが安定しない主な原因は何ですか?
よく挙げられる原因は主に4つあります。
①手首だけで打ってラケット面が安定しない/②肘が体から離れてスイングが大振りになる/③ラケット面の角度が毎回ズレる/④打点が体から遠すぎ・近すぎる、というパターンです。
解決の優先順位は「素振りで正しいフォームを固める→多球練習で打点を安定させる→連続ラリーで実戦感覚をつかむ」の順がおすすめです。また、バック面に柔らかめのラバー(硬度35〜42度程度)を使うと、コントロールが向上しやすくなります。
シェークハンドとペンホルダーでバックハンドの打ち方は違いますか?
基本的なスイングの考え方は共通ですが、グリップによって打球面と感覚が異なります。
シェークハンド・中国式ペンはラケットの裏面(手の甲側)でバックハンドを打ちます。一方、日本式ペンホルダーはフォアと同じ表面で打つため、可動域や力の入れ方が大きく異なります。
どちらも「力を入れすぎない」ことは共通のポイントです。グリップに合った指導を受けながら習得するのが上達の近道といえます。
バックハンドドライブは初心者でも習得できますか?
バックハンドドライブは「当てる」と「擦る」を同時に行う応用技で、ミート打ちより難易度は高めです。ただし、近年はアマチュアでも習得する選手が増えています。
習得の順番は、基本のバックハンド(ミート打ち)→ドライブ対上回転→ドライブ対下回転の順がおすすめです。最初はループドライブ(ゆっくり回転をかける打ち方)から練習し、慣れたらスピードを上げていきましょう。
バックハンド上達に向いているラバーはどれですか?
バックハンドはフォアより可動域が狭くスイングスピードが出にくいため、柔らかめで食い込みが良くコントロールしやすいラバーが向いています。初心者〜中級者の目安はスポンジ硬度35〜42度程度です(メーカーにより基準が異なります)。
複数の情報源でよく名前が挙がるラバーとして、ヴェガヨーロッパ(XIOM)・ファスターク G-1(ニッタク)・ラザンターR48(andro)などがあります。なお、公認ラバーの最新ラインナップは公式サイトで確認できます。
(出典: 日本卓球協会「公認品一覧」)
積極的にバックで攻撃したいプレースタイルなら、やや硬めのラバーも選択肢になります。自分のプレースタイルに合わせて選んでみてください。
まとめ:バックハンドの打ち方をマスターするための要点
ここまで解説してきたバックハンドの打ち方を、最後に整理しておきましょう。基本フォームからよくあるミス、練習ステップ、応用技術の順番まで、ポイントをおさえて次の練習につなげてください。
- バックハンドは試合のラリーを支える基礎技術。安定させるだけでミスが大きく減ります
- 基本フォームの3本柱:①肘を支点にコンパクトなスイング ②体の正面でボールをとらえる ③バウンドの頂点(または直前)で打球
- よくあるミスは4パターン:手首頼り・肘が開く・ラケット角度が不安定・打点のズレ。原因と改善策をセットで把握しておきましょう
- 練習はステップを踏む:素振り→多球練習→バック対バックラリー→フォアとバックの切り替え練習の順が効果的です
- 応用技術の習得順序:基本バックハンド→ツッツキ→バックドライブ→フリック→チキータ
- ラバー選びも重要:バック面は柔らかめ(初心者は硬度35〜42度程度)のコントロール重視のものがおすすめです
基本のバックハンドが身についてきたら、関連技術を順番に習得していくと上達が加速します。
- バックハンドドライブをさらに詳しく学びたい方は → バックドライブの打ち方を5ステップで解説|初心者でも安定して入るフォームのコツ
- つなぎ技術のツッツキを身につけたい方は → ツッツキの打ち方を5ステップで解説|初心者のミスと練習法も紹介
- フォアハンドと合わせて両面を強化したい方は → 卓球のフォアハンドの打ち方完全ガイド|フォームから安定のコツまで丁寧解説

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