卓球のネットインは、サーブ時とラリー時でルールの扱いが異なります。知っておかないと、試合中に損をしたり、相手とトラブルになることも。
この記事では、ネットインの定義・ルール上の判定・エッジボールとの違いをわかりやすく解説します。さらに「謝るべきか?」というマナー面の疑問にも答えます。
読み終えれば、試合中に迷わず対応できるようになりますよ。

T-timesは、全日本選手権出場経験を持つコーチから「勝てる卓球」を学べる卓球教室です。東京・神奈川・埼玉・千葉の幅広いエリアで、入会費・年会費完全無料、1時間6,500円からレッスンを受けられます。
T-times卓球教室の特徴は以下の通りです。
- 全日本選手権出場経験を持つコーチによる丁寧な指導
- 入会費・年会費は完全無料、1時間6,500円から
- 東京・神奈川・埼玉・千葉の幅広いエリアに対応
- 初心者から大会出場を目指す方までレベルに合わせたレッスン
ネットインが起きたとき、とっさに対応できずポイントを落としてしまう方は多いです。T-timesのコーチがあなたのプレーを直接見ながら、反応力やポジショニングの改善点をその場で丁寧に指導します。
\ 入会費・年会費0円 / 1時間6,500円から /
卓球のネットインとは
ネットインとは、ボールがネット(またはその支柱)に触れたあと、相手コートへ入るプレーのことです。意図せず起こる偶発的なプレーで、ラリー中に発生した場合は有効打として扱われます。
「ネットイン」という言葉は日常的によく使われますが、実は公式の卓球用語ではありません。競技規則では「ネットアセンブリに触れた」という表現が用いられています。
(出典: 公益財団法人日本卓球協会「競技規則」 / ITTF Statutes – Laws of Table Tennis)
ネットインが起きると、ボールの軌道・スピード・回転が予測しにくい方向に変化します。そのため、相手にとって非常に返球しづらいプレーになることが特徴です。
似た用語との違いも押さえておきましょう。
- ネットイン:ボールがネットに触れてから相手コートへ入る。ラリー中は有効
- エッジボール:ボールが台の角(エッジ)に当たって入る。こちらもラリー中は有効
- サイドボール:台の側面に当たった場合はアウト。得点にはならない
ネットインとエッジボールの違い
ネットインはボールがネット(またはサポート支柱)に触れてから相手コートに入ること、エッジボールはボールが台の角(エッジ部分)に当たって入ることです。
ラリー中はどちらも有効な返球としてカウントされます。ただしサーブ時はネットインのみレット(やり直し)となり、エッジボールはそのままポイントになります。
なお、台の側面(サイド)に当たった場合はアウト扱いになるため注意しましょう。

ネットインが発生したときのルール:サーブとラリーで扱いが異なる
ネットインのルールは、サーブ時とラリー中で完全に異なります。「やり直しになるのか、得点になるのか」は場面によって答えが変わるため、まずこの二択を押さえておきましょう。
なお、日本卓球協会(JTTA)の競技規則はITTFルールに準拠しており、国内公式戦でも同じ扱いが適用されます。
| 場面 | ルール | 結果 |
|---|---|---|
| サーブ時 | レット(やり直し) | ノーカウントで再サーブ |
| ラリー中 | 有効な返球 | ラリー続行・得点成立 |
サーブでネットインした場合は「レット」でやり直し
サーブしたボールがネットアセンブリ(ネット・支柱)に触れたあと、正しく相手コートにバウンドした場合はレット(let)となります。「レット」とはITTF公式用語で「やり直し」を意味し、審判は「ネット」または「レット」とコールします。
レットが宣告されたラリーはノーカウントとなり、サーブをやり直します。回数制限はなく、何度レットになっても再サーブできます。
- ネットに触れたあと自分のコートに戻った場合 → サーブミス(失点)
- ネットに触れたあと相手コートに入らなかった場合 → サーブミス(失点)
(出典: 公益財団法人日本卓球協会(JTTA)競技規則/ITTF Statutes(Laws of Table Tennis))
ラリー中のネットインは得点が有効になる
サーブ以外のラリー中にボールがネット(サポート含む)に触れて相手コートに入った場合は、正しい返球として扱われ、ラリーはそのまま続行されます。
相手が返球できなければ打った側の得点になります。ラリー中は何度ネットインが起きても有効で、レットにはなりません。
審判がいない場合の判定方法
練習試合や草大会など審判がいない場面では、セルフジャッジ(自己申告)でネットインを判定します。打った本人がもっとも状況を把握しやすい立場にあるため、サーバー側が積極的にコールするのがマナーです。
- 「ネット」と声に出しながら、フリーハンド(ラケットを持っていない手)を上げて相手に知らせる
- 「カシャ」という音・ボールの回転の急変・軌道の変化がネットインのサインになる
- サーバー・レシーバーのどちらもコールする権利がある
- 判定が分かれた場合は冷静に意見を確認し、判断できなければレット(やり直し)とする
- サーブ時にネットインして相手コートに正しく入った場合 → レット(やり直し)
- ラリー中のネットインは有効な返球・得点成立
- 審判なしの場合は「ネット」と声とフリーハンドで知らせ、不明なときはレットで対応
サーブのネットイン(レット)に関する細かいルール
「レットって何回まで許されるの?」「ネットインしたらサーブ権が移るの?」——試合中にふと疑問に思う方は多いはずです。
このセクションでは、そうした具体的な疑問を一つひとつ解消していきます。JTTA・ITTFの公式ルールをもとに、正確な情報をお伝えします。
レットに回数制限はない
結論からお伝えすると、サーブのネットインが何回連続で起きても、すべてレット(やり直し)になります。回数制限は一切ありません。
理論上は10回連続でネットインしても、すべてやり直しです。JTTA・ITTF双方の競技規則に、レットの回数を制限する規定は存在しません。
(出典: 公益財団法人日本卓球協会(JTTA)競技規則 / ITTF Statutes(Laws of Table Tennis))
ローカルルールが適用される場合の注意点
一部の大会では、通常とは異なるルールが採用されることがあります。特に注目されてきたのが「ノーレットルール」です。
ノーレットルールとは、サーブのネットインも失点なく有効とみなすルールのこと。ITTFで検討されたことがありましたが、選手・コーチからの反対意見が多く、現時点では正式採用には至っていません。
最新の状況は変わる可能性があるため、ITTF公式サイトで最新動向を確認することをおすすめします。
- 大会要項にローカルルールの記載がないか確認する
- JTTAの競技規則ページで最新ルールをチェックする
- 不明点はJTTAまたは大会運営者に問い合わせる
よくある誤解:「レットのたびにサーブ権が移る」は間違い
レットに関しては、いくつかの誤解が広まっています。正しい知識を整理しておきましょう。
- 「ネットインしたらサーブ権が相手に移る」→ × レットはノーカウント扱いなので、サーブ権は移動しません
- 「ネットインしたら失点になる」→ × ネットに触れたあと正しく相手コートに入ればレットです(自陣に戻った・相手コートに入らなかった場合のみ失点)
- 「ラリー中のネットインもレットになる」→ × ラリー中は有効な返球として扱われます
レットはあくまで「その1本をなかったことにする」扱いです。サーブ権・スコア・サーブ順、いずれも変わらず試合が続きます。
(出典: JTTA よくあるご質問(FAQ):ルール)
- サーブのネットインは何回連続してもすべてレット(回数制限なし)
- レット後はサーブ権が移動しない。同じサーバーが打ち直す
- ラリー中のネットインはレットではなく、有効打として扱われる
- 大会によってローカルルールが異なる場合があるため、事前確認が大切

ネットインしたときのマナー:謝る理由と正しい振る舞い
ネットインで得点した際に「謝るべきか」と迷う方は多いはずです。結論から言うと、謝ることはルールの義務ではなく、卓球界に根付いた「暗黙のマナー(文化)」です。反則でもペナルティでもありませんが、お互いが気持ちよくプレーするために大切な習慣です。謝る側・謝られる側、それぞれの正しい振る舞いをまとめて解説します。
謝るのはルールではなく「暗黙のマナー」
ネットインで得点しても、謝らなかったからといって反則やペナルティにはなりません。あくまでスポーツマンシップに基づく文化です。
では、なぜ謝るのでしょうか。ネットインはボールの軌道・スピード・回転が大きく変化するため、相手にとって返球が極めて難しくなります。「偶然とはいえ、相手に不公平な状況を与えてしまった」という意識が謝罪の背景にあります。
謝罪の具体的な方法はシンプルです。
- フリーハンドを上げ、手のひらを相手に向ける(会釈とセットで)
- 「すみません」と一言添えるとより丁寧な印象に
- 海外選手はジェスチャーのみで謝意を示すケースも多い
過度に喜んだり大声を出したりしない
ネットインで得点した直後のリアクションにも注意が必要です。両手を高く突き上げてガッツポーズをしたり、雄叫びを上げたりするのはマナー違反とされています。「謝ればあとは喜んでいい」というわけではなく、相手への配慮が最優先です。
また、応援する側も味方のネットインで過度に盛り上げるのは控えましょう。
- ネットインで得点した後の大げさなガッツポーズ・雄叫び
- 相手を挑発するような奇声や態度
- 応援側が必要以上にネットインの得点を煽る行為
ネットインされた側の正しい受け取り方
ネットインをされた側にも、マナーとして求められる振る舞いがあります。相手の謝罪を嫌な顔をせず受け入れることが基本です。「運が悪かった」と割り切り、不満そうな態度は取らないようにしましょう。
相手に文句を言ったり、失礼な態度をとったりすることはバッドマナーとみなされます。
さらに実力面でもメリットがあります。ネットインにメンタルを崩すと、その後のラリーにも悪影響が出ます。すぐに気持ちを切り替えて次のプレーに集中することが、実力発揮の近道です。
「謝る必要はない」という考え方とその根拠
ネットインをめぐっては「謝るべき」という声がある一方で、「謝る必要はない」という意見も根強く存在します。どちらが正解かは一概に言えません。
ネットインはルール上まったく問題のない、有効な返球です。「悪いことをしていないのに謝るのはおかしい」という考え方は、論理的に筋が通っています。
また、意図せず偶然起きたプレーをわざわざ謝罪することが、かえってスポーツマンシップに反するという議論もあります。「偶然の結果に対して責任を感じる必要はない」という発想です。
テニスやバレーボールでは、ネットに当たってラッキーな方向に転んでも謝らずにラッキーと喜ぶ文化が一般的です。スポーツによって文化が異なる点も、この議論の背景にあります。
- ネットインはルール上、有効な返球である
- 意図していない出来事への謝罪は不自然という考え方がある
- 他のスポーツでは謝らない文化が一般的なケースも多い
試合レベル・状況によって変わる判断基準
謝る・謝らないの正解は、試合の場面や関係性によって変わります。状況を読む力が大切です。
公式戦・フォーマルな試合の場合
相手選手・審判・観客への敬意を示す意味でも、軽く謝礼の仕草を添えるほうが無難です。マナーを守ることで、自分の印象や試合の雰囲気を良い方向に保てます。
練習・カジュアルな試合の場合
お互いの関係性や場の雰囲気に合わせて柔軟に判断してかまいません。仲間内の練習なら、笑いながら「ラッキー!」と言える空気感もあるでしょう。
- 謝罪はルール義務ではなく、卓球界の「暗黙のマナー」
- 謝り方はフリーハンドを上げて会釈+「すみません」が基本
- 得点後の過度なガッツポーズ・雄叫びは控える
- された側は嫌な顔をせず受け入れ、気持ちを素早く切り替える
- 謝罪は「義務」ではなく、相手への配慮の表現である
- 公式戦では謝礼の仕草を添えるのが無難
- カジュアルな場では関係性・雰囲気に応じて柔軟に対応してよい
- どんな場面でも「過度に喜ばない・挑発しない」は共通のマナー
ネットインを意図的に狙うことはできるのか
「ネットインを狙うのはルール違反じゃないの?」と疑問に思う方も多いはず。結論からいうと、ネットインを意図的に狙うこと自体は、ルール上まったく問題ありません。ただし、現実的に狙って出せる技術かどうかは別の話です。戦術価値とリスクの両面から解説します。
意図的に狙うことはルール上は問題ない
「ネットインを狙ってはいけない」というルールは、競技規則のどこにも存在しません。
(出典: ITTF「Laws of Table Tennis」)
反則でも何でもないため、たとえ意図的であっても得点は有効です。
ただし、マナー面では批判を受けることがある点には注意が必要です。「相手へのリスペクトを欠く行為」と受け取られる場合があり、特に試合後の印象に影響することがあります。
ネットインを狙うことのリスクと現実的な成功率
意図的なネットインがなぜ難しいのか。それは物理的な理由があります。
ネットの高さはわずか15.25cm、ボールの直径は40mm(ITTF規定)。ネットに触れた後のボールの軌道はコントロールできないため、「狙って出す」ことは現実的にほぼ不可能といえます。
また、狙いすぎることで以下のリスクが生じます。
- ネットにかかって失点するリスクが高まる
- 中途半端な返球になり、ラリーで逆に不利になる
- ネットインで得点しても相手の精神的プレッシャーにはなりにくい(実力で負けたとは感じないため)
- ネットインを狙うこと自体はルール違反ではない
- ただしボールの軌道を制御できないため、意図的に成功させるのは現実的に困難
- 狙いすぎると失点・甘い返球のリスクが高まる
- 勝利を目指すなら、実力でポイントを重ねる戦術が得策

ネットインが続くときの対処法
ネットインが続く主な原因は、ボールの弾道が低すぎる・打球点がネット寄りすぎる・回転が不足しているの3つです。原因を把握したうえで、具体的な改善策を一つずつ試してみましょう。
対処法①:上回転をかけてネット通過率を上げる
上回転をかけると、ボールの軌道が山なりになりネットを超えやすくなります。フォアハンド・バックハンドともに、軽く上回転をかける意識を持つだけでネットミスはぐっと減ります。
特に、相手の下回転ボールに対してはループドライブ(低い弾道でゆっくり強い上回転をかける打法)で上回転に変換するのが効果的です。
- ラケットの面が下を向いたまま打っている
- 力みすぎてボールが持ち上がらない
- スイングが横向きで上方向への力が伝わっていない

対処法②:相手コートの奥を狙ってネットから離す
ネット際(相手コートの手前)を狙うと、ボールが短く低くなりネットにかかりやすくなります。意識的に相手コートの奥を狙うことで、ネットインの頻度を下げられます。
深いボールは相手にとって返球しにくく、チャンスボールも生まれやすいため一石二鳥です。また、打球点がネットに近すぎると弾道が立たないため、なるべく打球ポイントを下げすぎず、ボールの頂点付近で打つことも意識してみましょう。
- 打球点はボールの頂点付近を意識する
- トスが低くなっていないか確認する
- ネットから距離をとって打つ位置を調整する
対処法③:気にしすぎず次のプレーに集中する
ネットインは偶発的に起きるものであり、完全にゼロにすることはできません。続いてしまっても、すぐに忘れて次のラリーに切り替えることが大切です。
気にしすぎると体が縮こまり、試合全体のプレーに悪影響が出ます。相手のネットインに腹が立ったときも同様で、気持ちの切り替えがメンタル管理の基本です。
- 上回転をかけてボールを山なりに飛ばす
- 相手コートの奥を狙い弾道を確保する
- 打球点・ラケットの角度・力みを次の練習で見直す
- 試合中は切り替えを優先し、メンタルを安定させる
まとめ:卓球のネットインはルールとマナーを正しく理解しよう
ネットインは卓球につきものの偶発的なプレーです。ルールとマナーを正しく知っておくだけで、試合中に慌てずに対応できます。この記事で解説した内容を、以下にまとめて確認しておきましょう。
- 【定義】ネットインとはボールがネット・サポートに触れてから相手コートに入るプレー。偶発的なものであり、ラリー中は有効な返球として認められる
- 【ルール①】サーブ時のネットインはレット(やり直し)。ノーカウントで同じサーバーがサーブをやり直す
- 【ルール②】ラリー中のネットインは有効。相手が返球できなければそのまま得点になる
- 【ルール③】レットの回数制限はなし(ITTFおよびJTTA公式ルール)。サーブ権も移動しない
- 【マナー①】ネットインで得点したらフリーハンドを挙げて謝意を示すのが一般的なマナー。ルール上の義務ではないが、スポーツマンシップとして広く定着している
- 【マナー②】過度に喜んだり大声を出したりしない。された側は嫌な顔をせず、謝罪を受け入れる姿勢が大切
- 【対処法】ネットインが続く場合は上回転を意識し、相手コートの奥を狙う。気にしすぎず次のプレーに集中することが重要
- 【確認先】最新の公式ルールは下記から確認できる
ネットインは誰にでも起こること。大切なのは、起きた後の振る舞い方です。ルールを正しく把握し、相手へのマナーを忘れなければ、試合をより気持ちよく楽しめます。ぜひ今日から実践してみてください。

T-timesは、全日本選手権出場経験を持つコーチから「勝てる卓球」を学べる卓球教室です。東京・神奈川・埼玉・千葉の幅広いエリアで、入会費・年会費完全無料、1時間6,500円からレッスンを受けられます。
T-times卓球教室の特徴は以下の通りです。
- 全日本選手権出場経験を持つコーチによる丁寧な指導
- 入会費・年会費は完全無料、1時間6,500円から
- 東京・神奈川・埼玉・千葉の幅広いエリアに対応
- 初心者から大会出場を目指す方までレベルに合わせたレッスン
ネットインが起きたとき、とっさに対応できずポイントを落としてしまう方は多いです。T-timesのコーチがあなたのプレーを直接見ながら、反応力やポジショニングの改善点をその場で丁寧に指導します。
\ 入会費・年会費0円 / 1時間6,500円から /
