チキータは、バックハンドで強烈な横回転をかける台上技術で、現代卓球に欠かせない武器のひとつです。習得すれば、相手のサーブに対して先手を取り、試合の主導権を握れます。
この記事では「チキータとは何か」という基本の定義から、フォーム・打ち方のコツ・練習方法まで体系的に解説します。初中級者でも試合で使えるレベルを目指せるよう、つまずきやすいポイントも丁寧に取り上げていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

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チキータは手首の使い方やタイミングなど感覚的な要素が多く、動画や記事を参考に練習しても「なぜ回転がかからないのか」が自分では判断しにくい技術です。T-timesのコーチがあなたの打球を直接確認し、その場で修正点を伝えます。
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卓球のチキータとは
チキータとは、台上の短いボールにバックハンドで横回転(または上回転)をかけて攻撃するレシーブ技術です。ただ返すだけでなく、強い回転で相手を崩せるため、現代卓球では欠かせない武器とされています。
「チキータ」はスペイン語で「小さい」を意味する言葉です。バナナブランドの「Chiquita(チキータ)」にも通じ、打球がバナナのような弧を描いてカーブすることが名前の由来とされています。
考案したのはチェコ代表のピーター・コルベル選手。1990年代のヨーロッパ選手権団体戦で実戦初使用したとされており、独特の軌道を持つ新技術として注目を集めました。
- チキータ=台上の短いボールにバックハンドで回転をかけて攻撃するレシーブ技術
- 名前の由来はバナナのような弧を描く軌道から
- ピーター・コルベルが考案し、張継科が世界に広めた
フリックとチキータの違い
似た技術に「フリック」がありますが、使い方が異なります。
| 技術 | 打ち方 | 軌道 |
|---|---|---|
| フリック | 弾くように打つ | 直線的 |
| チキータ | 擦り上げて回転をかける | 弧線(カーブ) |
フリックはスピードで押す技術ですが、チキータは回転で相手のラケットを弾かせることで得点を狙います。弧線軌道になるぶん安定性も高く、ミスが出にくい点が大きな特徴です。
現代のチキータは台上バックドライブへ進化している
もともとチキータは横回転主体の技術でした。しかし現在は縦回転(上回転)主体の台上バックドライブへと進化しています。
実戦では「横回転系」と「縦回転系」の両方をまとめてチキータと呼ぶケースが一般的です。共通点は「台上の短いボールをバックハンドで攻撃する」という点にあります。

チキータが現代卓球で必須とされる理由
チキータの最大の価値は、守備一辺倒だった台上レシーブを攻撃に変えられる点にあります。攻撃的レシーブ・3球目封じ・多彩な球種——この3つの武器を手に入れることで、試合の主導権をレシーブ側からも握れるようになります。
理由①:下回転サーブを攻撃的にレシーブできる
台の中で2バウンドする短いサーブ(ショートサーブ)に対して、従来はストップやツッツキといった下回転系の守備的な返球しか選択肢がありませんでした。相手に「次は攻撃される」と分かっている状況では、どうしても受け身になってしまいます。
チキータはドライブと同じようにボールの上側を捉えて打つため、台上の短いボールでも強力な攻撃的返球が可能です。さらにチキータ独特の横回転をかけることで「回転軸をずらす」効果が生まれ、相手サーブの回転の影響を受けにくいという強みもあります。
理由②:相手の3球目攻撃を封じられる
通常、サーブを打った側は「3球目攻撃(サーブ→レシーブ→3球目で決める戦術)」で主導権を握りやすいのが卓球の常識でした。しかしチキータによる威力ある返球が普及したことで、その常識が大きく覆されました。
チキータは回転量が多いため、受けた相手のブロックが浮きやすくなります。その甘い返球を4球目で攻撃する——このパターンが作れるようになると、レシーブ側でも試合をコントロールしやすくなります。
- 相手が短いサーブを出す
- チキータで強回転の攻撃的レシーブ
- 相手のブロックが甘くなる
- 4球目を強打してポイント
理由③:同じフォームから複数の回転を出せて読まれにくい
チキータはボールに触れる面を変えるだけで、横回転・縦回転・横上回転など多彩な球種を打ち分けられます。フォームはほぼ同一のまま回転の種類だけを変えられるのが、サーブと大きく異なる点です。
サーブで球種を変えるにはフォームも多少変える必要がありますが、チキータはその必要がありません。同じ構えから異なる回転が飛んでくるため、相手は対応が難しくなります。レシーブの段階から相手を惑わせ、ラリーの主導権を握りやすくなるのです。
- 守備的レシーブを攻撃に変えられる:短い下回転サーブにも強力な返球が可能
- 3球目攻撃を封じられる:相手の得意パターンを崩し、4球目を狙える
- 同一フォームで多球種を出せる:読まれにくく、ラリーの主導権を取りやすい
チキータの正しい打ち方・フォームを手順で解説
ここでは、バックフロント(バック前)に来た短い下回転サーブを受ける場面を想定し、右利きの選手向けに4ステップで解説します。各ステップに「なぜその動作が必要か」を添えているので、動きの意味を理解しながら習得していきましょう。
ステップ①:右足を台の下に踏み込んでボールに近づく
まず最初にやるべきことは、右足をボールのバウンド位置に向かってしっかり踏み込むことです。足を出してボールに体を近づけることが、チキータ成功の大前提になります。
足が出ないまま手だけで打ちに行くと、ボールの側面を正しく捉えられず、横回転がかかりません。腕だけで無理やり届かせようとするフォームの崩れにもつながります。
体の位置はボールの正面ではなく、やや右側に入り込むのがポイント。そうすることで腕が自由に動き、強い回転をかけやすくなります。体勢は低く落とし、台に覆いかぶさるように顔をボールに近づけるイメージで入りましょう。
ステップ②:肘を高く上げてバックスイングをつくる
足を踏み込んだら、肘を大きく前に出して高い位置に上げ、懐に空間をつくります。これがチキータのバックスイングの要点です。
肘を前に出すことで、ラケットをしっかり引いてタメをつくれます。また、腕の内側にスペースができることで、ボールの側面を捉える準備が整います。バックスイング時はラケットが肘より体側にある状態をイメージしてみてください。
ステップ③:ボールのバウンド頂点やや手前を捉えてスイング
打球タイミングはバウンドの頂点〜頂点やや手前を狙うと、安定してボールをコントロールしやすくなります。ボールをしっかり引きつけてから打つことも意識しましょう。
また、ボールのどこを捉えるかによって球質が変わります。
| 捉える位置 | 球質の変化 |
|---|---|
| 左側面 | 横回転が強くなる |
| 上面 | 縦回転・威力重視になる |
| 後面 | 直線的なスピードボールになる |
さらに、ネットの高さより上にあるボールを選んで打つことで成功率が上がります。低いボールを無理に打ちに行くとネットミスに直結するため、打てる球を見極める判断も大切です。
ステップ④:腕全体で振り抜き、手首はアクセント程度に使う
チキータは「手首を使う技術」というイメージを持たれがちですが、実際は肘から先をムチのようにしならせて腕全体でスイングするのが正しい使い方です。手首はあくまでアクセントとして添える程度にとどめます。
手首だけに頼ったスイングでは力が十分に伝わらず、威力のあるチキータが打てません。スイングの主役はあくまで腕全体の動きです。
フォロースルーは斜め前方向にしっかり振り抜くことで、鋭い回転をボールに乗せられます。「打つ」より「擦り飛ばす」イメージでスイングすると、自然に回転がかかりやすくなりますよ。
- 右足を踏み込む:体をボールに近づけ、やや右側に入り込む
- 肘を高く上げる:懐に空間をつくり、力を抜いてタメをつくる
- 頂点前後を捉える:捉える位置で球質を打ち分け、高いボールを選ぶ
- 腕全体で振り抜く:手首はアクセント。斜め前に擦り飛ばすイメージで
チキータを安定させるコツ
フォームを覚えた次のステップは、試合でも迷わず使えるレベルへの昇華です。このセクションでは「どう動くか」ではなく「何を意識して打つか」という感覚・判断の部分に絞って解説します。
フォームの反復練習だけでは埋まりにくい、実戦でのミスの原因もここで整理していきましょう。
コツ①:バックハンドの延長として感覚をつくる
チキータを「特別な難技術」として捉えると、フォームにこだわりすぎて「手段の目的化」に陥りがちです。「台上のボールにバックハンドで横回転をかけて返球する」という感覚で取り組むと、習得が早くなります。
打ったあとは次の2点を自分で確認しながら調整していきましょう。
- ボールに横回転がかかっているか
- 狙ったコースに飛んでいるか
コツ②:横回転を入れすぎず、まずボールを飛ばすことを優先する
最初から強烈な回転を求めると力みが生じ、ミスが増える原因になります。まず相手コートに確実に返球できる感覚を作ることが最優先です。
習得の順番は以下のステップで進めるのが効果的です。
- コントロール重視で「入れる」感覚をつかむ
- 安定してきたら回転量を段階的に強めていく
- 最終段階でコースの打ち分けを練習する
コツ③:打球位置はネットより高い軌道のボールを選ぶ
チキータはバウンド後にネットの高さ以上まで浮いてくるボールを狙うと成功率が上がります。台上の低すぎるボールへのチキータはリスクが高く、特に練習序盤では避けるのが賢明です。
「打てるボール・打てないボール」の見極め(選球眼)も、安定には欠かせない要素です。
- バウンド後もネットより低い軌道のボール
- 台上で急激に沈む強い下回転のショートボール
- 台のギリギリ端に来て体勢が崩れるボール
コツ④:手首だけでなく腕全体を柔らかく使う
チキータは手首のスナップだけで打とうとすると回転量が安定しません。前腕の回外運動(手の平が外側に向く動き)と手首を組み合わせることで、効率よく回転と威力が生まれます。
肘から先を柔らかく使うことで回転半径が小さくなり、鋭いスイングになります。また、ラケットの先端寄りにボールを当てると速度差が生まれ、より強い回転がかかりやすくなります。
コツ⑤:フットワークで毎回同じポジションに入る
チキータは台上技術のため、ボールに対して毎回正しい位置に入れるかどうかが安定の大前提です。目安はボールに対してやや右側から前に踏み込む形です。
スイングの技術を磨く前に、「足を出してボールに近づく」習慣を優先してください。フットワーク練習で正確なポジション取りを体に染み込ませることが、チキータの安定率を一気に高める近道です。
- バックハンドの延長として感覚をつくり、フォームにこだわりすぎない
- まずボールを飛ばすことを優先し、回転は段階的に強める
- ネットより高い軌道のボールを選んで打球する
- 前腕の回外運動+手首を組み合わせて腕全体を柔らかく使う
- スイングより先にフットワークでポジション取りを徹底する

チキータが安定しない原因を直す方法
チキータが安定しない原因は、大きく4つのNG動作に集約されます。「なんとなくうまくいかない」と感じているなら、まず自分がどれに当てはまるかを確認してみましょう。
各ミスには「なぜ起きるか」と「どう直すか」をセットで解説するので、練習で即試せる改善策が見つかるはずです。
原因①:手首を使いすぎてコントロールが乱れる
チキータは「手首を使う技術」というイメージが広まっているため、手首中心のスイングになりがちです。しかし手首だけで振ると力が分散し、コントロールが乱れる原因になります。
さらに手首に余計な力が入ると、腕や肩まで緊張してしまい、スムーズなスイングができなくなります。
手首はあくまでアクセントとして使い、肘から先の腕全体でスイングする感覚に修正しましょう。手首をほぼ固定した状態で打つ練習から始めると、スイングが安定しやすくなります。
原因②:足が前に出ず遠い位置から打ってしまう
スイングの動きにばかり意識が向くと、足を動かすことが疎かになります。台上の短いボールに対して遠い位置から打つと、スイングが窮屈になり、ボールの側面を正確に捉えられないため横回転がかかりません。
足が出ていないことが、チキータ失敗の最大の落とし穴とも言えます。
原因③:上に振り上げようとして擦れていない
「上に振ればボールに回転がかかる」というイメージを持ちやすいですが、スイング方向が上すぎるとボールの表面を正しく擦れず、回転がかからないどころかネットミスが増えます。
- ボールの左側面(右利きの場合)を擦るイメージを持つ
- フォロースルーは斜め前方向に振り抜く
- 打ったボールに横回転がかかっているか確認しながら、擦る位置を微調整する
原因④:打点が遅れて詰まる
バウンドの頂点を過ぎてから打つと、手元が詰まってスイングが制限されます。結果として威力も回転も大きく落ちてしまいます。
打点の遅れは多くの場合、ポジションへの入りが遅いことが原因です。
バウンドの頂点〜頂点やや手前でボールを捉えるタイミングを意識しましょう。「ボールが来てから動く」ではなく、「相手が打った瞬間に動き出す」くらいの早めの判断が理想です。
- 手首の使いすぎ:腕全体でスイングする感覚に切り替える
- 足が出ていない:右足を踏み出してボールに体を近づける
- 上に振りすぎ:ボールの左側面を斜め前方向に擦り抜く
- 打点が遅れる:バウンド頂点前後でとらえる早めのフットワーク
チキータを習得するための練習メニュー
チキータ習得には、「多球練習→ラリー練習→実戦形式」という段階的なステップが欠かせません。いきなり試合で使おうとすると、フォームが崩れてミスが増えるだけです。
また、チキータはバックハンドの基本動作が土台になります。まずバックハンドドライブを安定させてから、チキータの習得に進むのがおすすめです。

練習①:多球練習でフォームと打球感覚を固める
最初はスイングだけの素振り練習から始めましょう。足を出した状態を固定し、上半身の動きだけを繰り返すことで、フォームを身体に染み込ませられます。
フォームが安定してきたら、以下の順番でレベルを上げていきましょう。
- レベル1:コース固定・回転固定(同じ球を安定して返す)
- レベル2:コース固定・回転ランダム(回転への対応力をつける)
- レベル3:コース・回転ともにランダム(実戦に近い感覚を養う)
練習する位置は、最初はミドル前のボールが打ちやすくおすすめです。慣れてきたらバック前→ランダムと広げていきましょう。
練習②:ナックルボールから始めて回転への慣れを段階的につける
チキータの入門段階では、ナックル(無回転)サーブへの対応から練習を始めるのが効果的です。回転の影響がないため、スイングの感覚をつかみやすくなります。
ナックルに慣れたら、以下の順番で回転の難易度を上げていきましょう。
- ナックル(無回転):スイング感覚を身につける
- 横上・横回転:回転への対応感覚を養う
- 下回転(強い下回転):ラバーを食い込ませる感覚を磨く
各段階で安定して打てるようになってから、次の回転に進むことが重要です。焦って先に進むと、どの回転にも対応できない中途半端な状態になってしまいます。
練習③:さまざまなサーブを想定した実戦形式に移行する
多球練習である程度安定してきたら、相手にサーブを出してもらいチキータでレシーブする実戦形式に移行しましょう。
このとき、チキータ→相手のブロック→バックドライブという流れをセットで練習することが大切です。チキータは攻撃の起点として使う技術なので、その後のラリー展開まで含めて練習します。
また、チキータを封じる球も意図的に混ぜてもらいましょう。
- フォア前サーブ:チキータが届きにくいコース
- ロングサーブ:台から下がらせて打球タイミングをずらす
- 切れた下回転サーブ:チキータのミスを誘いやすい
これらへの対応を練習に組み込むことで、チキータと他の返球技術の使い分けも自然と身についていきます。
- 最初はスイング素振りでフォームを固め、多球練習で段階的にレベルアップする
- 回転の難易度はナックル→横回転→下回転の順で上げていく
- 実戦形式ではチキータ後のラリー展開までセットで練習する
- チキータを封じる球も混ぜて、技術の使い分けを磨く
チキータを活かした試合での戦術パターン
チキータは「1球で得点する技術」ではなく、その後のラリーを有利にする攻撃の入り口として使うのが正しい活用法です。ここでは右利き対右利きを想定した4つの戦術パターンを紹介します。試合状況に応じて使い分けることで、チキータの威力が一気に上がります。
パターン①:バック深くへ打ち4球目で強打
チキータの右横回転(※ボールが右方向に曲がる回転)により、打球はクロス方向、つまり相手のバックサイド深くへ引っ張られやすい特性があります。この特性を利用して、バックハンド対バックハンドの展開に持ち込みましょう。
チキータの強い回転を受けた相手はブロックが甘くなりがちです。返ってきた浮いたボールを、4球目でバックハンドドライブまたはフォアドライブで強打するチャンスが生まれます。
パターン②:ミドルへ打ち込んで判断ミスを誘う
チキータを相手のミドル(体の中心付近)に打ち込むと、「フォアで取るかバックで取るか」を一瞬迷わせることができます。そこに右横回転が加わることで、さらに対応しにくくなります。
詰まった相手から浮いた返球が来たところを、スマッシュやドライブで一気に決めましょう。単純なコース狙いより意表を突きやすく、試合序盤の様子見にも有効なパターンです。
- コースを読まれにくいため相手を崩しやすい
- 浮いた返球をスマッシュ・ドライブでフィニッシュ
- 試合序盤の牽制にも使える
パターン③:チキータ後にフォア回り込みへつなげる
チキータの右横回転により、相手からの返球は自分のバックサイドへ集まりやすい傾向があります。この返球を回り込んでフォアドライブで強打する展開が、このパターンの狙いです。
フォアハンドが得意な選手に特に向いている戦術です。チキータを打った直後から動き出すフットワークの速さが鍵になります。
パターン④:相手のストップにチキータで先手を取る
競技レベルが上がると、相手はストップ(台上に短く落とす技術)でこちらの攻撃を封じに来ることが増えます。しかしチキータは、このストップへの返球(3球目チキータ)でも有効な技術です。
サーブを出した後に素早く構えを取り、相手がストップしてきたボールに対して右足を前に踏み込んでチキータを打ちに行きます。このフットワークが先手を取るための核心です。
逆チキータとの使い分け
逆チキータとは、チキータとは逆の左横回転をかけるバックハンド打法です。ボールが相手のフォア側へ逃げていく軌道を描きます。
加藤美優選手が世界的にいち早く使い始めたことから「ミユータ」とも呼ばれます。伊藤美誠選手・早田ひな選手も使い手として知られています。
チキータと同じフォームから打てるため、相手が判断しにくいのが最大の強みです。使い分けの目安は以下のとおりです。
- チキータ:相手のバックサイドを攻めたいとき
- 逆チキータ:相手のフォアサイドを狙いたいとき、またはチキータを見せて逆を突きたいとき
この2つを組み合わせることで、レシーブのバリエーションが大きく広がります。
- バック深く→4球目強打:右横回転を利用してバック対バックの展開に持ち込む
- ミドル狙い:判断ミスを誘い、浮いた球を仕留める
- 回り込みフォア:フォアが得意な選手向け。素早いフットワークが必須
- ストップへの3球目チキータ:先手を取り続けることで相手に攻撃の隙を与えない
- 逆チキータとの使い分け:同一フォームから逆回転を出してコースを打ち分ける

チキータに向いているラケット・ラバーの選び方
ラバーはグリップ力が高く、回転性能と弾みのバランスが良い裏ソフトラバーが適しています。柔らかすぎるラバーや弾まないラバーは、チキータに必要な回転とスピードが出にくいため注意が必要です。
ユーザーやコーチの評価ベースの情報として(公式推奨ではありません)、以下が人気の選択肢として挙げられています。
- テナジー05・ディグニクス05(バタフライ)
- ラクザ7(ヤサカ)
ラケットは適度な弾みとやや細めのグリップを持つインナーカーボン系が相性よいとされています。用具選びに迷ったときはコーチや専門店に相談してみてください。

よくある質問
チキータは初心者でも習得できますか?
チキータはバックハンドの応用技術です。まず基本のバックハンドがある程度できていることが前提になります。
ただし、段階的に取り組めば初心者でも習得は十分可能です。多球練習でフォームを固めてから、実戦形式の練習へ進むのがおすすめです。
他の打法より習得に時間がかかる難易度の高い技術であることも事実です。焦らず、少しずつ精度を上げていく気持ちで取り組みましょう。
チキータを封じられたときはどう対応すればいいですか?
相手がチキータ封じとして使う主な手段は、大きく3つです。それぞれへの対応策を確認しておきましょう。
- フォア前サーブ:フォア前へ素早く動いてバックハンドで打つか、フォアフリック・ストップで対応する
- ロングサーブ:チキータにこだわらず、ドライブやブロックなど別の技術で返球する
- 強い下回転サーブ:チキータのミスリスクが高いため、ストップやツッツキに切り替えて相手を崩す展開を選ぶ
チキータは強力な武器ですが、一本に頼りすぎると簡単に対策されてしまいます。他の台上技術やラリー技術も磨いておくことが、チキータ対策への最善の答えです。
まとめ
チキータは、バック側の短いボールをフォアで攻撃する技術として生まれ、今や世界トップから一般プレーヤーまで使うスタンダード技術になっています。この記事では、定義からメリット・打ち方・コツ・練習法・戦術活用まで一通り解説しました。
最後に全体の流れをざっとおさらいしておきましょう。
- チキータとは:バックハンドで強い横回転をかけるレシーブ技術。ピーター・コルベルが考案し、張継科が世界に広めた
- メリット:バック側のストップを攻撃に転じられ、相手のサーブ戦略を崩せる
- 基本フォーム:台に深く入り、肘を高く上げ、手首のスナップでボールを巻き込む
- 安定のコツ:バウンド頂点前後を捉え、肘支点の鋭い振りぬきを意識する
- 練習法:球出し→多球→実戦の順に段階を踏む
- 戦術活用:3球目攻撃の起点として使い、相手に先手を渡さない
チキータは習得に時間がかかる技術ですが、段階的な練習を積み重ねることで確実に身につけられます。まずは球出しで感覚をつかみ、少しずつ実戦に取り入れてみてください。
- チキータはコルベル考案・張継科が普及させた現代の必修技術
- バック側ショートボールを攻撃に変える強力なレシーブ
- 肘の高さ・手首のスナップ・バウンド頂点が習得の3大ポイント
- 球出し→多球→実戦の3ステップで段階的に練習する
- 3球目攻撃の起点として試合で積極的に使おう
バックハンドの基礎をもう一度確認したい方や、関連技術をさらに深めたい方はこちらの記事もあわせてどうぞ。
- バックドライブの打ち方を5ステップで解説|初心者でも安定して入るフォームのコツ
- 卓球のストップとは?基本的なやり方とコツ|初心者から中級者まで使える実戦技術
- 卓球のサーブのルールを完全解説|反則なく自信を持って打つために

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