卓球の消費カロリーは、1時間あたり約300〜500kcalが目安です。体重・強度・プレースタイルによって変わりますが、ジョギングに近い有酸素運動効果があります。
「楽しみながら痩せたい」「ダイエットに向いているか知りたい」という方に向けて、この記事では消費カロリーの計算方法・他のスポーツとの比較・より多く消費するコツまでを一気に解説します。

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卓球の消費カロリーは1時間あたり約250〜400kcal
「卓球ってそんなに運動になるの?」と思っている方も多いかもしれません。実は、1時間の卓球で約250〜400kcalを消費できるスポーツです。
消費カロリーは体重や動きの強度によって変わりますが、「METs(メッツ)」という指標を使えば自分の数値を計算できます。まずは具体的な数値から確認していきましょう。
体重・運動時間別の消費カロリー早見表
卓球のMETs値は4.0です。これは厚生労働省・国立健康栄養研究所のMETs表で確認できる公式の値で、ラジオ体操第1と同じ区分に分類されています。
下の早見表に自分の体重と運動時間を当てはめて、目安の消費カロリーを確認してみてください。
| 体重 | 30分 | 1時間 | 1.5時間 | 2時間 |
|---|---|---|---|---|
| 50kg | 約105kcal | 約210kcal | 約315kcal | 約420kcal |
| 60kg | 約126kcal | 約252kcal | 約378kcal | 約504kcal |
| 70kg | 約147kcal | 約294kcal | 約441kcal | 約588kcal |
| 80kg | 約168kcal | 約336kcal | 約504kcal | 約672kcal |
消費カロリーの決定要因
同じ「卓球1時間」でも、計算式の理解や練習内容の違いによって消費カロリーは大きく変わります。自分の数値を正確に把握するための計算式と、競技レベルによる幅を確認しておきましょう。
消費カロリーの計算式(METs×体重×時間×1.05)
自分の体重や運動時間に合わせて計算したい場合は、以下の式を使いましょう。
- 消費カロリー(kcal)= METs(4.0)× 体重(kg)× 運動時間(時間)× 1.05
- 計算例:体重60kg・1時間 → 4.0 × 60 × 1 × 1.05 = 252kcal
METs(メッツ)とは、安静座位時を1としたとき、その活動が何倍のエネルギーを消費するかを示す指標です。(出典: 厚生労働省 e-ヘルスネット「メッツ / METs」)
最後に掛ける×1.05は、体内でエネルギーを運動に変換する際の効率を補正するための係数です。この計算式は厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」に基づいています。(出典: 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」)
競技レベル(軽い打ち合い/本格的な練習)による違い
同じ「卓球1時間」でも、動きの量によって消費カロリーは大きく変わります。METsの数値4.0は一般的な卓球の平均的な強度を示すものであり、練習内容によって下限にも上限にも振れます。
軽い打ち合い中心の場合
ゆったりとしたラリーやサーブ練習が中心で、静止している時間が長いケースです。体重60kgなら1時間あたり約252kcalが下限の目安となります。
サーブ練習のみ・素振りのみなど、ほぼ動かないメニューが続くほど消費は下限に近づきます。
フットワーク中心の本格練習の場合
フットワーク練習や多球練習(球を多く出してもらいながら連続で打つ練習)を取り入れると、動きの量が格段に増えます。休憩が少なく心拍数が高い状態を維持しやすいため、消費カロリーはMETs4.0の計算値から1〜3割程度上振れする目安です。
試合形式の練習も、緊張感からフットワークが増え消費が上がりやすい傾向があります。ただしこの上振れ幅は実践ベースの目安であり、公式の文献値ではない点にご注意ください。
- 卓球のMETs値は4.0(厚生労働省・国立健康栄養研究所のMETs表より)
- 計算式は METs × 体重 × 時間 × 1.05
- 体重60kgで1時間なら約252kcal、70kgで2時間なら約588kcalが目安
- フットワーク多めの練習では消費が1〜3割増える場合もある
- サーブ練習など静止時間が長いほど消費は下限に近づく

他のスポーツと卓球の消費カロリーを比較
「卓球は腕だけ使うスポーツ」というイメージを持っている方も多いですよね。しかし実際は、METs(運動強度の単位)で見ると卓球はMETs4.0の中強度の有酸素運動に分類されます。他のスポーツと横並びに比較すると、その立ち位置がよくわかります。
ウォーキング・ジョギングとの比較
手軽な有酸素運動の代表格であるウォーキングやジョギングと比べてみましょう。体重60kgの方が1時間運動した場合の消費カロリーは以下のとおりです。
| 種目 | METs | 消費カロリー (60kg・1時間) |
|---|---|---|
| ゆっくり歩き | 3.0 | 約189kcal |
| やや速歩き | 3.5 | 約220kcal |
| 卓球 | 4.0 | 約252kcal |
| ジョギング | 7.0 | 約441kcal |
卓球はウォーキングより消費カロリーが高く、ジョギングよりは低い「ちょうどいい強度」に位置しています。
バドミントン・テニスとの比較
同じラケット系スポーツのバドミントンやテニスとはどう違うのでしょうか。
| 種目 | METs | 消費カロリー (60kg・1時間) |
|---|---|---|
| 卓球 | 4.0 | 約252kcal |
| バドミントン | 5.5〜5.8 | 約346kcal前後 |
| テニス(シングルス) | 7.0〜7.3 | 約441〜460kcal |
消費カロリーだけ見ると卓球は下回りますが、施設費や道具コストが低く、室内で手軽に始められる点は大きな差別化になります。
「消費量だけで比べない」視点も大切です。週1回テニスより、週3回卓球のほうが総消費カロリーは上回る、ということも十分あり得ます。
水泳・サイクリングとの比較
高消費カロリーの代表格である水泳・サイクリングとも比べてみましょう。
| 種目 | METs | 消費カロリー (60kg・1時間) |
|---|---|---|
| 卓球 | 4.0 | 約252kcal |
| サイクリング(約20km/h) | 8.0 | 約504kcal |
| 水泳(ゆっくりクロール) | 8.0 | 約504kcal |
| 水泳(バタフライ・高速) | 11.0 | 約693kcal |
水泳やサイクリングは消費カロリーが高い反面、プールの確保・天候・装備といった制約が伴います。
- 卓球(METs4.0)はウォーキングより消費カロリーが高い中強度の有酸素運動
- バドミントン・テニス・水泳より消費は低いが、始めやすさ・続けやすさで優位
- 屋内・低コストで継続できるため、長期的なダイエットに向いている
(出典: 健康長寿ネット「運動強度とエネルギー消費量」、スポーツ庁 Web広報マガジン「運動強度(METs)で見る効果的な身体活動は?」)
卓球がダイエットに向いている理由
消費カロリーの数値だけでなく、「なぜ卓球がダイエットに向いているのか」を理解しておくと、継続する意欲が変わります。卓球には他のスポーツにはない4つの強みがあります。
- インターバル型の全身運動で脂肪燃焼効率が高い
- 楽しみながら続けやすく習慣化しやすい
- 天候・年齢・体力を問わず取り組める
- 怪我リスクが低く長期継続できる
理由①:インターバル型の全身運動で脂肪燃焼効率が高い
卓球は「腕だけの運動」というイメージを持たれがちですが、実際はまったく異なります。上半身・下半身・体幹の三層で全身を使う複合運動です。
ラリー中は前後左右へのサイドステップやダッシュが連続し、太もも・お尻・体幹など大きな筋肉が休まず動きます。大きな筋肉を使うほど消費カロリーは高くなります。
さらに、心拍数が「上がる→落ち着く」を繰り返すインターバル的な運動特性があります。この動きのパターンは脂肪燃焼のスイッチが入りやすく、運動後もカロリーが燃えやすい状態(EPOC効果)が続きやすいとされています。
理由②:楽しみながら続けやすく習慣化しやすい
ダイエットの成否を左右するのは、「1回の消費カロリー」より「継続できるかどうか」です。卓球にはゲーム性があり、運動が苦手な人でも始めやすい特長があります。
ラリーが続く楽しさや試合の緊張感が「また来たい」という動機づけになります。この感覚が週2〜3回の習慣形成につながりやすく、長期的なカロリー消費の積み上げに直結します。
理由③:天候・年齢・体力を問わず取り組める
卓球は屋内スポーツなので、雨・猛暑・寒さに関係なく練習できます。外でのウォーキングやランニングが続かない人にとって、大きなメリットです。
運動強度はMET(代謝当量)で約4.0と中強度に位置します。厚生労働省が推奨する「3メッツ以上の運動」の基準を満たしており、高齢者や運動習慣のない方でも無理なく取り組めます。
理由④:怪我リスクが低く長期継続できる
ランニングや高強度スポーツと比べると、卓球は膝・腰への衝撃が少なく関節への負担が軽めです。体重や年齢に関係なく参加しやすいのも特長です。
ダイエットにおいて「怪我による中断」は大きなリスクです。卓球はその中断リスクが低いため、3ヶ月・半年といった長期の継続が現実的に狙えます。
- 脂肪燃焼効率が高い:全身運動+インターバル特性でEPOC効果が期待できる
- 継続しやすい:ゲーム性があり「また来たい」と思える楽しさがある
- 天候・体力を選ばない:屋内・中強度で幅広い年代が無理なく取り組める
- 怪我リスクが低い:関節負担が軽く長期継続が現実的
消費カロリーを増やすおすすめ練習メニュー
同じ1時間の練習でも、メニューの内容によって消費カロリーには大きな差が出ます。消費カロリーの大きい順に並べると、フットワーク練習 > 多球練習 > ラリー練習 > 素振りとなります。ダイエット目的なら、この順番を意識してメニューを組むのがポイントです。

フットワーク練習:最も消費カロリーが高い
フットワーク練習は、左右・前後にステップを踏みながら打ち続ける形式です。太もも・ふくらはぎ・お尻といった体の中でも大きな筋肉を常に動かし続けるため、消費カロリーが最大になります。
具体的なメニューとしては、次の3つが取り組みやすくおすすめです。
- シャドープレー:一人でもできる。台なしで打球動作とステップを繰り返す
- 左右ステップ練習:フォアとバックのコースに交互に動いて打つ
- 全面フォアハンドフットワーク:台全体をフォアで打ち続ける高負荷メニュー
多球練習:短時間で負荷を高めるやり方
多球練習(たきゅうれんしゅう)とは、コーチや練習相手が連続してボールを出し続ける練習形式です。受け手はほぼ休みなくボールを打ち返すため、短時間でも心拍数が高い状態を維持しやすくなります。
特に効果的なのが、「多球練習+フットワーク(コースを振って動かす)」の組み合わせです。上達とダイエットを同時に達成できる最効率の形式といえます。
- サーブ練習:その場で打つだけなので消費カロリーは低め
- 多球練習(フットワークあり):動き続けるため同じ時間でも消費量が大きく上回る
ラリー練習:継続時間を伸ばして消費量を稼ぐ
ラリー練習の消費カロリーは、テンポと動く範囲によって大きく変わります。「棒立ちでボールを返すだけ」になると消費が落ちてしまいます。
「一歩多く動く」を意識するだけで消費効果が上がります。また、ラリーが続いている時間がそのまま実質的な運動時間になるため、休憩を短くしてテンポを速く保つことが消費増加の鍵です。
素振りだけでも消費カロリーは見込めるか
自宅での素振りは全身を使うため、一定のカロリー消費にはなります。運動習慣のきっかけや、フォーム習得の補助としては十分に有効です。
ただし、消費カロリーはラリーや多球練習と比べると小さく、素振りだけで大きく痩せるのは難しいのが実情です。
- 自宅での素振り:動きの土台づくり・フォームの確認
- 卓球台でのフットワーク練習:消費カロリーを実際に稼ぐ

卓球ダイエットの現実的な目標設定
「週何回やれば痩せるの?」という疑問に、シンプルな計算で答えます。脂肪1kgを落とすのに必要なカロリーを起点に、卓球でどれだけ達成できるかを具体的に解説します。極端な目標設定はリバウンドを招くため、無理なく続けられるペースの設計が重要です。
脂肪1kgを落とすのに必要なカロリー消費量の目安
脂肪1kgを落とすには、約7,200kcalのエネルギー消費が必要とされています。脂肪細胞の約80%が脂質(9kcal/g)で構成されているため、9kcal×1,000g×80%≒7,200kcalという計算になります。
これを1ヶ月(30日)で達成しようとすると、1日あたり約240kcalの赤字を作ればよい計算です。
週何回・1回何分で月に何kg減を期待できるか
体重60kgの場合、卓球1時間の消費カロリーは約252kcalです。週2〜3回の練習に少しの食事調整を組み合わせれば、1日あたり240kcalの赤字は十分に作れます。
3ヶ月で2〜3kgの減量がリバウンドしにくい現実的なラインです。急激に落とそうとすると筋肉量が減り、かえって太りやすい体質になるリスクがあります。
- 頻度:週2〜3回
- 1回の時間:60分以上
- 食事との組み合わせ:1日200〜250kcalの赤字で月約1kgペース
- 3ヶ月目標:2〜3kgの減量
体重・年齢別に異なる効果の出やすさ
消費カロリーの計算式(METs×体重×時間×1.05)では、体重が比例して影響します。体重が重いほど同じ動きでも消費カロリーが多くなるため、体重が重い方のほうが初期の減量効果は出やすい傾向があります。
年齢による違いも考慮が必要です。厚生労働省「健康づくりのための身体活動基準2013」では、65歳以上に対して強度を問わず毎日40分(週10メッツ・時)の身体活動を推奨しています。MET値4.0の卓球はこの基準を効率的に満たせる運動です。(出典: 厚生労働省「健康づくりのための身体活動基準2013」)
また、筋肉量が多い人ほど基礎代謝が高く、同じ運動量でも消費カロリーが増えます。ダイエット中は筋肉量を維持するために、タンパク質の摂取も意識しましょう。
- まずは軽いラリー(打ち合い)からスタート
- 慣れてきたら練習時間を延ばす
- 体力がついたらフットワーク練習を取り入れる
卓球ダイエットで成果を出すための対策
「卓球を始めたのに体重が減らない」という悩みは、意外と多くの人が経験します。実は痩せない原因はほぼ3パターンに絞られます。自分がどれに当てはまるか確認し、対策とあわせて実践してみてください。
原因①:運動量が少なく消費カロリーが不足している
週1回・30分程度の練習では、消費カロリーが少なすぎてカロリー収支がほぼプラスマイナスゼロになりがちです。
また、練習の中身も重要です。定コースのラリーのみやサーブ練習だけでは、動きが限られてMET値(運動強度の単位)が底辺にとどまります。さらに練習中の休憩が長いと、実質的な運動時間はどんどん短くなります。
心拍数が上がらない低強度の練習ばかりでは、脂肪燃焼に必要なゾーンに入れません。「動いた気がする」と「脂肪が燃えている」は別物と意識しておきましょう。
原因②:運動後の食べすぎで摂取カロリーが増えている
「運動したから食べていい」という気持ちは自然ですが、これが落とし穴になるケースが多いです。
体重60〜80kgの人が卓球を1時間行ったときの消費カロリーは約252〜336kcal程度。この消費量は、ポテトチップス1袋やジュース2缶で簡単に相殺されてしまいます。
運動後の空腹感は強くなりやすいため、無意識に消費カロリーを超えて食べてしまいがちです。痩せない人に共通する最大の落とし穴といえます。
- ポテトチップス1袋:約300〜350kcal
- 炭酸ジュース500ml×2本:約200〜250kcal
- ファストフードのポテト(Mサイズ):約350kcal
原因③:週1回以下で頻度が少なく継続できていない
まとめて週1回練習するより、週2〜3回に分けて行う方が脂肪燃焼効果は高まります。有酸素運動は頻度を保つことで代謝の底上げが続くからです。
週1回以下だと、前回の練習で上がった代謝が次回までにリセットされやすく、積み上げ効果が出にくくなります。
卓球は「楽しく続けられる」ことが最大の強み。にもかかわらず週1回以下にとどまる場合は、施設の確保や練習相手の問題が障壁になっていることが多いです。まずは練習環境を整えることが改善への近道になります。
極端なカロリー制限が逆効果になる理由
「食べなければ痩せる」は短期的には体重が落ちても、長期的には逆効果になりがちです。その仕組みを理解しておくことが大切です。
食事量を極端に減らすと筋肉量が低下し、基礎代謝が落ちて痩せにくい体になります。さらに卓球のような中強度運動に必要な糖質が不足すると、練習の質が落ちて消費カロリーも減るという悪循環に陥ります。
- 1日240kcal程度の赤字で月1kgペースが継続しやすい目安
- 大幅制限より「少し少なく食べて、動いて消費」が長期継続できる
- リバウンドを防ぐには筋肉量を守ることが最優先
- 運動量・強度が低く消費カロリーが足りていない
- 運動後の食欲増加で摂取カロリーが消費量を上回っている
- 週1回以下で頻度が足りず代謝の積み上げ効果が出ない
- 極端な食事制限で筋肉が落ち基礎代謝が低下している
卓球と食事管理を組み合わせた効率的な痩せ方
卓球で消費できるカロリーには上限があります。体脂肪を着実に落とすには、運動で消費しながら食事側でも無理なく赤字を作る二本柱のアプローチが効果的です。
「食べない」一択では筋肉が落ちてリバウンドを招きます。PFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物の比率)を整えることで、筋肉を守りながら体脂肪だけを落とす方法を解説します。
運動前後の食事タイミングと選び方
練習の前後で食べるものを少し変えるだけで、消費カロリーの活かし方が大きく変わります。タイミング別に整理しておきましょう。
- 練習1〜2時間前:おにぎり・バナナなど糖質中心の軽食でエネルギーを補給。空腹のまま練習すると集中力が落ち、怪我リスクも高まります。
- 練習後30分〜1時間以内:タンパク質+糖質の組み合わせが筋肉の修復と疲労回復に有効です。菓子・揚げ物など高カロリー食品は避けましょう。
- 夜の練習後:活動量が減るため脂質・糖質を控えめに。翌朝の朝食でエネルギーを補給する「三食の役割分担」を意識すると過食を防げます。
卓球の消費カロリーを活かすPFCバランスの考え方
PFCバランスとは、1日の摂取カロリーにおけるタンパク質(P)・脂質(F)・炭水化物(C)の比率のことです。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」が示す一般的な目標量は、タンパク質13〜20%・脂質20〜30%・炭水化物50〜65%です。
(出典: 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」)
卓球をしながら減量を目指す場合は、P:F:C=3:2:5程度にタンパク質比率をやや高めるのが推奨されます。筋肉量を維持することで代謝を下げずに済むためです。
| タイミング | 優先して摂りたい栄養素 | 食品例 |
|---|---|---|
| 練習前 | 炭水化物(糖質) | おにぎり・バナナ・うどん |
| 練習直後 | タンパク質+糖質 | ゆで卵+おにぎり・プロテイン+果物 |
| 夜の練習後 | タンパク質・低脂質 | 鶏むね肉・豆腐・納豆・魚 |
- 練習前は糖質で補給、練習後はタンパク質+糖質で回復
- 夜の練習後は脂質・糖質を控え、翌朝に備える
- 極端な食事制限は筋肉を落として代謝低下を招く
- 1日240kcal程度の赤字を目安に、月1kgペースで継続
- P:F:C=3:2:5を意識してタンパク質比率を高める

よくある質問
卓球とバドミントンではどちらが消費カロリーは高いですか?
METs値を比較すると、卓球が4.0に対してバドミントン(試合以外)は5.5〜5.8程度です。同じ体重・同じ時間なら、バドミントンの方が消費カロリーは1〜3割ほど多い傾向があります。
ただし、卓球でも試合や激しいフットワーク練習を行えば実際の消費量は大きく上がります。METsはあくまで平均的な強度の目安であり、練習内容次第では単純に比較できない点に注意してください。
卓球の素振りだけでもダイエット効果はありますか?
素振りは全身を使う動作のため、一定のカロリー消費にはなります。フォームを固める練習としても有効で、運動習慣のきっかけづくりに役立ちます。
ただし、対人ラリーや多球練習と比べると消費カロリーは大幅に少なくなります。素振りだけで大きく痩せるのは難しいのが実情です。
自宅での素振りでフォームを磨きながら、卓球台での実戦練習で消費カロリーを稼ぐ役割分担が、最も効率のよい組み合わせといえます。
卓球ダイエットは何歳からでも始められますか?
卓球のMETs4.0は、厚生労働省が推奨する「3メッツ以上の運動」を満たす強度です。65歳以上に設定されている週10メッツ・時の目標にも対応できるため、幅広い年齢層に取り組みやすいスポーツといえます。
軽い打ち合いからスタートし、慣れてきたらフットワーク練習へ段階的に移行できるため、体力に不安がある方でも無理なく始められます。
ただし、持病や関節疾患がある場合は、開始前に医師へ相談することをおすすめします。
まとめ:卓球の消費カロリーとダイエット効果
この記事で解説してきた内容を、すぐ行動に移せるよう要点をまとめます。数値を確認して、今日の練習から意識を変えてみましょう。
消費カロリーの基本数値
卓球のMETs(メッツ:運動強度の単位)は4.0(厚生労働省・国立健康栄養研究所の基準値)です。体重60kgで1時間あたり約252kcalが目安になります。
練習の強度によって幅があります。軽い打ち合いなら下限約250kcal、フットワーク中心の本格練習では400kcal近くまで上がります。
自分の消費カロリーは以下の式で計算できます。
- 消費カロリー(kcal)= 4.0 × 体重(kg) × 時間(h) × 1.05
他のスポーツとの比較
ウォーキング(MET3.5)より消費量は高く、バドミントンやテニスよりはやや低い水準です。ただし屋内でできる・天候に左右されない・年齢を問わず続けやすい点は卓球ならではの強みです。
月1kgペースを実現する目安
脂肪1kgを落とすには約7,200kcalの消費が必要です。週2〜3回・60分の練習に少しの食事調整を組み合わせると、月約1kgペースのダイエットが現実的な目標になります。
食事はPFCバランス(タンパク質13〜20%・脂質20〜30%・炭水化物50〜65%)を崩さないことが基本です。運動量が増える日はタンパク質の比率をやや高めると、筋肉を保ちながら体重を落としやすくなります。
痩せない原因と対策
- 運動量不足:立ち話が多い・球拾いの時間が長いなど実質の練習時間が短い
- 運動後の食べすぎ:「運動したから大丈夫」という過信で摂取カロリーが超過する
- 頻度不足:週1回以下では消費カロリーが蓄積されず効果を実感しにくい
- MET4.0・体重60kgで1時間約252kcalが基準値
- 計算式:4.0 × 体重(kg) × 時間(h) × 1.05
- 週2〜3回・60分+食事調整で月約1kgが現実的な目標
- PFCバランスを守り、運動日はタンパク質をやや多めに
- 1回の消費量より「楽しく週複数回続ける」習慣化が最大のコツ
1回あたりの消費カロリーを増やそうと無理をするより、楽しいから続けられる卓球の特性を活かして週複数回の習慣にすることが、ダイエット成功への最短ルートです。まずは週2回の練習を1か月続けることから始めてみましょう。

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