練習しているのに試合で勝てない——その原因は、技術不足だけではありません。勝てない人には共通した「思考・戦術・練習法のクセ」があります。この記事では、勝てない原因を具体的に整理し、試合で結果を出すための改善策と練習法をわかりやすく解説します。
読み終えるころには、自分のどこを直せばいいかがはっきりと見えてくるはずです。

T-timesは、全日本選手権出場経験を持つコーチから「勝てる卓球」を学べる卓球教室です。東京・神奈川・埼玉・千葉の幅広いエリアで、入会費・年会費完全無料、1時間6,500円からレッスンを受けられます。
T-times卓球教室の特徴は以下の通りです。
- 全日本選手権出場経験を持つコーチによる丁寧な指導
- 入会費・年会費は完全無料、1時間6,500円から
- 東京・神奈川・埼玉・千葉の幅広いエリアに対応
- 初心者から大会出場を目指す方までレベルに合わせたレッスン
思考や戦術のクセは、自分一人ではなかなか気づけないものです。T-timesのコーチがあなたのプレーを直接観察し、勝てない原因を的確に見つけて改善策を一緒に整理します。
\ 入会費・年会費0円 / 1時間6,500円から /
卓球で勝てない共通原因【技術より戦術・試合運びに問題がある】
「練習ではできるのに試合で勝てない」という悩みを抱える方は多いですよね。実は、その原因は技術不足よりも戦術・メンタル・試合運びの問題にあるケースがほとんどです。
以下の原因①〜⑤を読みながら、自分がどのパターンに当てはまるかを確認してみてください。
原因①:自分の得意パターンが決まっていない
やみくもにボールを打ち返すだけでは、得点に結びつけることは難しいです。自分の得意技術・プレースタイルが明確でないと、試合中に「次どこへ向かうか」で迷い、中途半端なプレーになりがちです。
まず次の点を自分の言葉で答えられるか確認してみましょう。
- 攻めるのが得意か、守るのが得意か
- どの回転が打ちやすいか(上回転・下回転・横回転など)
- 得点を決めるときの「お決まりのパターン」があるか
答えられなかった方は、自分のプレーを動画に撮って指導者やチームメイトにフィードバックを求めることが出発点になります。第三者の目線で見てもらうと、自分では気づけなかった強みが見つかることが多いです。
原因②:サーブ・レシーブで主導権を取れていない
サーブは「唯一、相手の影響を受けずに自分の意図通りにボールをコントロールできる場面」です。試合の主導権を握るための最初の一打として、非常に重要な役割を持っています。
サーブが甘い・長すぎると、相手にフリック(強打)やチキータ(台上バックハンドドライブ)で自由に攻められ、こちらが先手を取れなくなります。
一方、レシーブ側は構造上どうしても不利になります。だからこそレシーブのミスを減らすことが、初〜中級者にとって最優先の課題といえます。
- サーブ:短く・低く・回転を変えて相手を崩す
- レシーブ:ミスを減らし、まず安全に返球する意識を持つ
- 両方を武器にできると、勝率が大きく変わってくる
原因③:練習でできても試合でミスが増える「プレッシャー問題」
本来、練習でできたことは試合でもできるはずです。それを邪魔しているのが、緊張やプレッシャーといった内的な要因です。
過度な緊張状態になると、足が動かなくなったり、ラケットを強く握りすぎて凡ミスが増えたりします。「負けられない」「かっこ悪いところを見せたくない」という思い込みが、プレーを硬くする最大の原因です。
対処法として、以下が広く知られています。
- 試合の数をこなして「試合慣れ」する
- サーブ前など一定の動作を繰り返す「ルーティン」を作る
- 「打てる」「大丈夫」などポジティブな自己暗示をかける
原因④:相手の弱点を意識せず自分のプレーだけに集中している
試合中も相手の動きをよく観察し、その情報を手がかりに戦い方を考えることが戦術の基本です。自分本位なプレーだけでは、得点確率を下げてしまいます。
たとえば、相手がロングサーブの返球を苦手にしているのに、ショートサーブだけを多用するのは典型的な「自分本位な戦術」です。
1ゲーム目はあえてさまざまな球種・コースを試して、相手の苦手を探るという戦術設計が有効です。初〜中級者レベルであれば、まずフォア側とバック側のどちらが弱いかを見極めるだけでも、十分な効果があります。
原因⑤:負けた試合の振り返り・分析ができていない
試合後に「なぜ負けたか」を言語化しない限り、同じ負けパターンを繰り返してしまいます。たくさん試合をこなしても、振り返りなしでは勝率の向上につながりにくいです。
振り返りで確認したい具体的なポイントは以下のとおりです。
- どのコースへ何を打ったときにミスが多かったか
- 相手のどのサーブに対して返球が浮いてしまったか
- 得点・失点のパターンに共通点はあったか
これらを試合後に記録しておくと、次の練習で取り組むべき課題が明確になります。「何となく負けた」で終わらせず、具体的な言葉で記録することが、成長の第一歩です。
- 原因①:得意パターンが不明確で、試合中に迷いが生じている
- 原因②:サーブが甘く、レシーブのミスが多い
- 原因③:過緊張でいつも通りのプレーができていない
- 原因④:相手の弱点を探らず、自分本位に打っている
- 原因⑤:負け試合を振り返らず、同じパターンを繰り返している
プレースタイル別に見る勝てない原因
「練習しているのに勝てない」といっても、カットマンと初心者では課題がまったく異なります。このセクションでは、自分のプレースタイルに当てはまる節を選んで読んでください。的外れな対策を続けることが、勝てない一番の遠回りです。
カットマンが勝てない場合の対策
カットマンが試合で勝てない原因は大きく2つに分かれます。「守備のミスが多すぎる」か、「攻撃手段がなく相手にプレッシャーをかけられない」かです。まずどちらが自分の課題かを整理してから、対策に取り組みましょう。
勝てないカットマンに共通する問題のひとつは、ツッツキやカットなどの基本技術でのミスの多さです。ツッツキでネットをかける、カットが浅くなって相手に簡単に攻撃されるといったパターンが代表的な失点原因です。
また、カットマンはミドル(体の中心付近)を集中的に攻められやすい傾向があります。フォアカット・バックカットどちらでもミドルを処理できるよう、多球練習で重点的に鍛えましょう。
勝てないカットマンの多くは、守備には長けているものの効果的な攻撃手段を持っていません。攻撃がないと相手にプレッシャーをかけられず、試合の流れを自分のものにできません。
粘り強いカットで生まれた甘い返球を決め切る「一撃」が不可欠です。加えて、単調なカット(同じ回転・コース)は上級者にすぐ対応されてしまいます。回転量・深さ・コースを変化させて相手を揺さぶることが重要です。
現代卓球ではプラスチック球の導入でボールに回転がかかりにくくなり、純粋な粘り型カットだけで上位進出することが難しくなっています。必殺サーブを持ち、サーブで先手を取る戦術も合わせて身につけておきましょう。
- ツッツキ・カットのミスを減らし、まず守備力を固める
- ミドル処理を多球練習で重点的に鍛える
- カットの回転量・深さ・コースを変化させて相手を揺さぶる
- 甘い返球を決め切る攻撃技術(ドライブ・スマッシュ)を磨く
- 必殺サーブで先手を取る戦術も取り入れる
カット打ちの対策についてはこちらも参考にしてみてください。
→ 卓球のカット打ちのコツ|ミスが減る回転の読み方と打ち方を解説
初心者が試合で勝てない場合の優先対策
初心者が試合で勝てない理由は、技術不足よりも「優先して身につけるべき技術」を間違えていることが多いです。攻撃力より先に、返球できる技術を2つ安定させることが最短ルートです。
初心者が経験者に勝てない最大の理由は、下回転ボールをフォアロングで打ち返せないことです。ツッツキが使えないと、下回転サーブを出す相手に永遠に翻弄されてしまいます。
まず優先して身につけたい技術はこの2つです。
- ツッツキ:下回転ボールを安定して返す守備技術
- ブロック:相手の攻撃を確実に返す守備技術
この2つが安定するだけで、相手に「何を打っても返される」というプレッシャーを与えられます。攻撃力がなくても、試合でじゅうぶん戦えるようになります。
ツッツキの詳しい打ち方はこちらをご覧ください。
→ ツッツキの打ち方を5ステップで解説|初心者のミスと練習法も紹介
卓球は手や指先のほんの小さな動きで得点にもミスにもなる、非常に繊細な競技です。緊張の影響をとくに受けやすく、練習でできていたことが試合でできなくなる原因の多くはメンタルにあります。
試合序盤は強打を避け、確実に返球してラリーを続けることで体がほぐれ、心に余裕が生まれます。得意な技術から試合を始め、徐々に攻撃的なプレーに移行するのが緊張対策として有効です。
また、以下の考え方・習慣を取り入れると、過緊張を防ぎやすくなります。
- 「70〜80%の力が出れば上出来」と割り切る開き直りの姿勢を持つ
- サーブ前に毎回同じ動作(ルーティン)を行い、集中モードに切り替える
- ミスをした後は深呼吸1回を挟み、次のプレーに気持ちを切り替える
- ツッツキ・ブロックを安定させて「返球できる」状態を作る
- サーブ→レシーブ→3球目の流れを繰り返し練習する
- 試合序盤は強打を抑え、ラリーで体と心をほぐす
- ルーティンを作り、緊張をコントロールする
卓球で勝てるようになる戦術の考え方
「上手い選手」と「勝てる選手」は別物です。試合で勝つには、自分の得意技を最大限に発揮できる「戦術」が必要です。戦術とは、相手や状況に応じてプレースタイルを変えながら、自分の持ち味を引き出す戦い方のこと。ここでは、試合で使える戦術の考え方を体系的に解説します。
自分がミスしないようにボールをコートに入れ続ける
卓球はバスケットボールと違い、スリーポイントシュートのような高得点プレーは存在しません。相手のサーブミスも、自分のスーパープレーも、すべて同じ1点です。
つまり、1球でも多くコートに返球し続けることが、得点の最短経路になります。派手なプレーをする選手は魅力的ですが、試合で勝つには相手より1本でも多く返球することのほうが重要です。
安定した返球を支えるのは、基本技術の習熟と体力の土台です。
- フォア・バックの基本打法を反復練習で身につける
- 持久力・筋力・柔軟性など体力面を鍛える
- 大会では1日にシングルス・ダブルスを合わせて多数の試合をこなすことも想定しておく
相手にミスさせるプレーを組み立てる
自分がミスしないと同時に、相手がミスしやすい状況を意図的につくることが重要です。そのためには、試合中も相手の動きをよく観察し、苦手なプレーや弱点を見つけることが出発点になります。
たとえば、相手のミドル(利き腕の肘付近)を狙うと、フォアかバックかの判断を迫られて対応が遅れます。攻撃型・カットマン(下回転の守備を中心としたスタイルの選手)を問わず共通して有効な戦術です。
また、守備系スタイルの相手には、あえて高めのボールを送ってミスを誘う方法も効果的です。
- 相手の動きを観察して苦手コースや返球パターンを把握する
- ミドル(肘付近)を狙い、フォア・バックの判断を迷わせる
- 守備系の相手には高めのボールでミスを誘う
- 戦術は固定せず、相手に合わせてプレースタイルを随時変えていく
戦術とは「相手に合わせて攻守のスタイルを随時変えていく手法」です。一つの技術だけに頼らず、試合の流れに応じて柔軟に対応できるようにしましょう。
自分の得意なことを1〜2つに絞って明確にする
戦術は「自分の得意なことから逆算して考える」のが基本です。初心者から上級者まで共通する考え方で、まずは自分の強みを言語化することが出発点になります。
「ドライブが得意」「ブロックが得意」など、具体的な技術名で表現できているかが重要です。ふんわりとした自己分析では、戦術に落とし込めません。
以下の軸で自分のプレースタイルを整理してみましょう。
- 上回転のラリー戦が得意か、下回転のツッツキ展開が得意か
- 攻めるのが得意か、守るのが得意か
- フォア主体か、バック主体か
整理できたら、得意パターンを1〜2つに絞り込むのがポイントです。欲張って3つ以上狙うと、どれも中途半端になりがちです。
得意なパターンに持ち込めるサーブを選ぶ
サーブは試合で唯一、自分がコントロールできる場面です。「高さ・長さ・コース・回転」の4要素を組み合わせることで、相手のレシーブをある程度コントロールできます。
たとえば、フォアドライブが得意な場合は「バック側への短い下回転サーブ」が有効です。相手がフォア側にツッツキで返してきやすくなり、得意のドライブを打ちやすい展開になります。

3球目で得意技を使える展開を作る
3球目攻撃とは「サーブ(1球目)→相手のレシーブ(2球目)→自分の攻撃(3球目)」という流れで得点を狙う戦術で、試合の主導権を握る最重要パターンです。
3球目攻撃が決まらない原因は主に3つです。
- サーブが甘く、レシーブを限定できていない
- サーブ後に棒立ちで、戻りが遅れている
- 力みすぎて、ミスヒットしている
3球目は決めにいきすぎないことが重要です。まず安定した強度で入れることを優先してください。3球目で決めきれない場合は、5球目での得点を狙う「5球目攻撃」という選択肢もあります。戦略的につなぐ意識を持つと、試合の組み立てに余裕が生まれます。

相手の苦手・弱点を試合中に見つけて突く
情報のない相手と対戦する場合は、1ゲーム目でさまざまなボールを打ち分けて苦手を探るのが定石です。自分の得意技は温存して、後半の勝負どころで活かしましょう。
初〜中級者はフォア・バックのどちらが弱いかを早期に見極めることが大切です。バック側が弱い選手が多い傾向はありますが、近年の若い選手はバックが上達しているため、決め打ちは危険です。
スタイル別の戦術パターン例
自分のスタイルに合った戦術パターンをいくつか持っておくと、試合で迷いが減ります。代表的な例をまとめました。
攻撃型の基本戦術パターン
- 下回転ショートサーブ→ツッツキを誘う→浮いた球をフォアドライブで攻撃
- 横回転サーブ→角度の甘い返球→回り込みフォアスマッシュ
- ロングサーブで相手を詰まらせる→詰まった返球をミドルへ強打
守備型(ブロックマン)の基本戦術パターン
- 左右の揺さぶり:相手の攻撃をしのぎながら、フォア・バックに振り回す
- 前後の揺さぶり:ショートとロングを織り交ぜて対攻撃型の相手に対応
- 攻撃型 vs 守備型の場合:丁寧につないでミスを減らし、あえて高めのボールを送って相手の打ちミスを誘う
また、試合全体の設計も重要です。試合は1ゲーム11点制で、通常は5ゲームマッチ(3ゲーム先取)または7ゲームマッチ(4ゲーム先取)で行われます。1ゲームを取ることより、3〜4ゲーム先取を逆算した戦術設計を意識しましょう。
- 得意なパターンを1〜2つに絞って言語化する
- 得意技に持ち込めるサーブをセットで考える
- 3球目攻撃は「決めにいきすぎない」が鉄則
- 1ゲーム目は相手の苦手を探る情報収集の場にする
- 迷ったらミドル狙いで相手の判断を迷わせる
- 試合全体を3〜4ゲーム先取で逆算して設計する

勝てない人が最初に習得すべき技術
「攻撃技術ばかり練習しているのに試合で勝てない」という人ほど、基礎的な守備技術が抜け落ちているケースが多いです。試合で最初に磨くべきなのは、ツッツキとブロックの2つ。これだけで試合の流れが大きく変わります。
下回転ボールをツッツキで安定して返す
経験者と試合して勝てない理由のひとつが、下回転ボールへの対応ができていないことです。下回転のボールをフォアロング(上回転系の打ち方)で返そうとすると、回転に負けてネットに落ちてしまいます。
ツッツキとは、ラケットを押し出すように当てて下回転を返す技術です。これがなければ、サーブで下回転を出す相手に対して永遠に返球できません。
関連記事:ツッツキの打ち方を5ステップで解説|初心者のミスと練習法も紹介
上回転系の速いボールをブロックで確実に返す
ブロックとは、相手の強打を壁のように受け止めて確実に返す技術です。「守備的に見える」と思われがちですが、実は相手に大きなプレッシャーを与える攻撃的な意味合いを持つ技術でもあります。
ブロックで返し続けられると、相手は「決め球が全然決まらない」という焦りと体力消耗を感じ始めます。精神的にも体力的にも追い詰められる展開を自分から作れるのです。
その有効性を示す有名な実例が、2009年世界選手権横浜大会での松平健太選手vs馬琳選手の試合です。松平選手が前陣ブロックで世界トップ選手を追い詰め、2013年パリ大会では同対戦で勝利を収めました。
- ツッツキ:下回転サーブへの返球に困らなくなる
- ブロック:相手の決め球を封じ、プレッシャーを与えられる
- 2つが揃うと「何を打っても返される」という心理的優位を作れる
試合で勝つために必要な練習メニュー
「練習しているのに試合で勝てない」という場合、練習の質や種類が原因であることが少なくありません。ここでは試合に直結する練習を優先度順に紹介します。初級者は基礎固め、中級者は実戦パターン、上級者は戦術まで磨く段階的なステップを意識してください。
サーブ・レシーブの反復練習で試合の入りを安定させる
サーブは試合の主導権を握るための最初の一打です。まず低く出すことを最優先にして、次にコース、そして回転量の順番でレベルアップしていきましょう。
下回転サーブ(ボールの下側をこすって回転をかける最も基本的なサーブ)は、素振りでフォームを確認しながら、トスの高さと打点を体に染み込ませます。緊張するとロングサーブになりがちなので、プレッシャー下でも短いサーブを安定して出せるよう反復練習が欠かせません。
レシーブはまず低く返すことを意識しましょう。コースを考えて返球するだけで、相手の攻撃を防ぐ土台が整います。
- サーブはまず「低く出す」を最優先にする
- コース→回転量の順でステップアップする
- 下回転サーブは素振りでフォームを確認する
- レシーブは低く返してコースを意識する
サーブ3球目・レシーブ4球目の連携練習で得意パターンを固める
サーブ単体で練習を終わらせず、ぜひ3球目までをセットにした展開練習を取り入れることが実戦での成果につながります。
「初中級者が最も見落としがちなのはサーブを出した後の戻り」です。フォロースルーをそのまま3球目の構えに繋げる意識を持ちましょう。4球目攻撃(レシーブ側からの先手)とセットで考えると、戦術の幅がさらに広がります。
- フォア前・短い下回転サーブ → ツッツキ → フォアドライブ
- フォア前・短い上回転サーブ → フリック → フォアドライブ
- バック側・短い下回転サーブ → バックツッツキ → 回り込みフォアドライブ
- バック側・短い下回転サーブ → バックツッツキ → バックドライブ
- バック側・上回転ロングサーブ → 攻撃的レシーブ → バックドライブまたはカウンター
ランダム性を取り入れた練習で実戦対応力を高める
コース・スピード・回転をランダムに出してもらう練習で、試合中に直面するさまざまな状況への対応力を養えます。「サーブからオール」「レシーブからオール」などのランダム形式が、予測不能なボールへの反応速度を高めます。
フォア・バック切り替え練習(来たボールを交互に打ち返す)は、正しいフォームと安定したラリー力を同時に鍛えられます。また多球練習(たくさんのボールを連続して出してもらう練習)を取り入れると、短時間で多くの球数を打てるためフォームの定着に効果的です。
ゲーム練習で戦術を試す機会を増やす
試合経験は大切ですが、ただ闇雲に試合をこなすだけでは上達しません。「今日はこのサーブ→3球目パターンを試す」など、具体的なテーマを決めてゲーム練習に臨むことで練習の質が上がります。
緊張感のある練習環境(ゲーム練習で真剣に取り組む・初めての道場の大会に参加するなど)を意図的に作ることで、本番でのメンタル対応力も向上します。現代卓球では前陣での速さが勝敗を分けるため、上級者は前陣での高速展開を想定した実戦に近い練習が特に重要です。
- サーブ練習:低さ→コース→回転量の順でレベルアップ
- 3球目練習:サーブ単体で終わらせず展開までセットで練習
- ランダム練習:コース・回転の変化に対応する実戦力を養う
- ゲーム練習:テーマを決めて戦術を試す意識で取り組む

試合後の振り返りで勝率を上げる方法
「なんとなく負けた」で終わらせていませんか?振り返りを仕組み化するだけで、同じ失敗を繰り返すサイクルから抜け出せます。この章では、負けパターンの特定→記録→改善という再現性のあるサイクルの作り方を解説します。試合後の数分間が、次の試合の勝率を大きく変えます。
卓球ノートに書くべき項目と書き方のコツ
振り返りの精度を上げるには、試合後すぐに記録する習慣が欠かせません。スマホのメモアプリでも十分です。感情が薄れる前に書き残すことが大切です。
試合後に記録する5項目:
- 対戦相手のプレースタイル(右利き・ドライブ主体、など)
- 使ったサーブとその効果(効いたか・効かなかったか)
- 多く出たミスのコース・技術
- 相手の弱点として気づいた点
- 次回試すべき戦術のアイデア
記録のポイントは、「何点取られたか」より「どういう展開で取られたか」を言語化することです。スコアよりも「なぜその展開になったか」を書くと、次の練習に直結します。
負けパターンを「抽象化」して改善サイクルを作る
1試合の振り返りで終わらせず、複数の試合を横断して「同じ負け方をしていないか」を確認しましょう。これが抽象化のステップです。
たとえば「下回転サーブに対するレシーブミスが多い」という気づきが3試合続いていれば、それは個別の失敗ではなく、ツッツキの安定性という技術課題に落とし込めます。次の練習で取り組むテーマが明確になります。
改善サイクルのイメージはこうです。
- 負けた試合を振り返り、共通するパターンを見つける
- パターンを技術・戦術の課題として言語化する
- 練習でその課題に絞って取り組む
- 次の試合で試し、結果を再び記録する
- 試合後すぐに5項目をメモする習慣をつける
- 「何点取られたか」でなく「どんな展開か」を言語化する
- 複数試合を照合して共通課題を抽象化する
- 1試合につき改善テーマは1つに絞る
- 勝った試合の得点パターンも記録し、再現性を高める

よくある質問
記事を読んだ後でも残りやすい疑問をQ&A形式でまとめました。試合で勝てない原因や戦術の基本など、気になる点をここで確認してみてください。
初心者がまず身につけるべき戦術は何ですか?
戦術を考える前に、まずツッツキとブロックの2技術を安定させ、1球でも多く返すことが大前提です。
その上で「サーブ→3球目攻撃」の流れを1セットとして覚えることが、最初に習得すべき戦術になります。
相手のバック側を中心に狙い、返ってきたボールを安定して返すだけでも、初心者レベルでは十分に有効な戦術です。
サーブだけで試合の勝敗は変わりますか?
サーブは唯一、相手の影響を受けずに自分の意図通りにボールをコントロールできる場面です。試合の流れに大きな影響を与えます。
じゃんけんに勝ったらサーブを選ぶ選手がほとんどであることからも、その重要性は広く認識されています。
ただし、サーブだけで得点し続けることは難しいです。「サーブで相手のレシーブを限定し、3球目攻撃につなげる」という設計で初めて効果を発揮します。
まとめ:卓球で勝てない悩みを解決するステップ
「練習しているのに勝てない」という壁を突破するには、闇雲に技術を磨くより「原因特定→基本原則→戦術→練習改善→振り返り」のサイクルを回すことが大切です。このサイクルを意識するだけで、次の練習から取り組み方がガラッと変わります。
記事全体の流れを6ステップで整理する
この記事で解説してきた内容を、取り組む順番に沿って整理します。難しく考える必要はありません。1つずつ丁寧に取り組めば、技術レベルに関係なく着実に結果が変わっていきます。
- 原因特定(←「卓球で勝てない共通原因」):5つの原因チェックリストで、自分の課題を1〜2つに絞り込む
- 基本原則の再確認(←「戦術の考え方:ミスを減らす/相手にミスさせる」):「ミスを減らす」「相手にミスをさせる」という2つの本質に立ち返る。小手先の技術より先に、この大前提を意識する
- 優先技術の習得(←「勝てない人が最初に習得すべき技術」):まずツッツキとブロックを安定させる。この2技術が土台になければ、どんな戦術も機能しない
- 戦術設計(←「卓球で勝てるようになる戦術の考え方」):得意技を1〜2つ決め、その得意技に持ち込めるサーブを選んで、サーブ・3球目のパターン練習で固める
- 練習改善(←「試合で勝つために必要な練習メニュー」):試合に直結する練習(サーブ3球目連携・ランダム・ゲーム練習)の比率を高め、単調な反復練習だけで終わらないようにする
- 振り返り(←「試合後の振り返りで勝率を上げる方法」):試合後すぐにノートに記録し、負けパターンを言語化して次の練習課題に落とし込む
明日からできる次のアクション
「何から始めればいいかわからない」という方は、まず以下の3つだけ試してみてください。小さな一歩が習慣を作ります。
- 今日の練習でツッツキとブロックを各20球確認してみる
- 自分の得意技を1つ言語化してみる(例:「フォアへの3球目攻撃」)
- 次の試合後にノートを1項目だけ書いてみる(「何点で負けたか」だけでもOK)
技術はあるのに勝てない選手ほど、戦術と振り返りの習慣で一気に伸びます。「勝てない」は技術不足ではなく、取り組み方の問題であることがほとんどです。このサイクルを今日から始めてみましょう。

T-timesは、全日本選手権出場経験を持つコーチから「勝てる卓球」を学べる卓球教室です。東京・神奈川・埼玉・千葉の幅広いエリアで、入会費・年会費完全無料、1時間6,500円からレッスンを受けられます。
T-times卓球教室の特徴は以下の通りです。
- 全日本選手権出場経験を持つコーチによる丁寧な指導
- 入会費・年会費は完全無料、1時間6,500円から
- 東京・神奈川・埼玉・千葉の幅広いエリアに対応
- 初心者から大会出場を目指す方までレベルに合わせたレッスン
思考や戦術のクセは、自分一人ではなかなか気づけないものです。T-timesのコーチがあなたのプレーを直接観察し、勝てない原因を的確に見つけて改善策を一緒に整理します。
\ 入会費・年会費0円 / 1時間6,500円から /
