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イップスになりやすい人ってどんな人?傾向と対策を解説

「イップスになったらどうしよう」と考えたことがありますか?

周りにイップスになった人がいる、テレビ番組でイップスの特集を見たなど様々な理由があるでしょう。

イップスになってしまうと治療法はあれど、克服に時間と労力を要します。

やはり、イップスにならないことが1番です。

この記事ではイップスになりやすい人の傾向と対策について解説していきます。

この記事を読むことによって、あなたがイップスにならないためにすべきことが見つかります。

イップスで苦労することにならないためにも是非最後までお読みください。

目次

イップスになりやすい人はどういう人?

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イップスになりたいと思う人はゼロに近いでしょう。しかし、比較的イップスになりやすい人というのは存在します。

イップスは失敗をして思い悩んでしまう、精神的に不安定になってしまうことが原因なので、人それぞれの性格によってそのどちらかになりやすい人がイップスになりやすい傾向にあると言えます。

ここではイップスになりやすい人の傾向を6つ解説します。

真面目な人

真面目な人は、少しの失敗も許容できずにすぐに修正しようとします。失敗を修正できれば問題ありませんが、修正できない状態が続いてしまうと思い悩んでしまいイップスになってしまうことがあります。

真面目に練習に取り組む人ほどイップスになりやすいというのは難儀な話ですが、プロスポーツ選手でイップスになった人がいることからイップスになりやすいということに関してはある程度致し方ないと言えるでしょう。

完璧主義の人

完璧主義の人は、「自分は~べきだ。」、「自分は~が出来て当たり前だ。」など、自分に対して厳しい傾向にあります。

しかし、言い方を変えれば理想が高く、自分の能力を過信しているとも言えます。

理想が高く、自分の能力を過信してしまうというのはイップスの近道といっても過言ではありません。

能力不足で出来ないことを自分なら出来ると勘違いしてしまうので、失敗を重ねる内に何故できないんだと自分自身を嫌悪してしまいます。

自分に厳しいというのは成長にとって重要な要因ですが、行き過ぎは良くないです。

嫌なことをため込んでしまう人

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指導者から厳しく叱責されたり、チームメイトから攻められたりするなどの、嫌なことをため込んでしまう人はイップスになりやすいです。

嫌なことを気にしない人、発散する人であれば問題ありません。しかし、嫌なことをため込んでしまうと、必然的に思い悩んでしまうためイップスになりやすいと言えます。

自分の周りがイップスの原因となりうる可能性があるということです。

理論派の人

理論派の人は、他の人と比べて同じ動作の中でも考える量が多いです。どのスポーツにおいても考えてプレイすることは重要です。しかし、考えすぎはよくありません。

理論を過剰に追求することで手段であるはずの理論が目的に変わってしまうケースがあります。理論を目的にしてしまうと、自分の能力の範疇を超えた所まで手を出しやすくなってしまいます。

そこから理想と現実にギャップが生じて思い悩み、イップスを発症する原因となります。

責任感がある人

責任感が強い人は、他の人と比べて自分の失敗を重く受け止めてしまう傾向にあります。

失敗してしまったときに「よし、次は失敗をしないように気を付けよう。」など、前向きに気持ちを切り替えていければ問題ありません。しかし、責任感が強いと自分の失敗を過剰に攻めてしまって恐怖を覚えることがイップスの原因になってしまいます。

元の性格から責任感が強い人はもちろんのこと、チームリーダー等責任を感じざるを得ない立場の人も注意が必要です。

周りを気にする人

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周りを気にする人は、自分が周りにどう評価されているのかを気にしてしまうだけでなく、自分をより良く見せようと背伸びしてしまいます。

あまりに自分をよく見せようと固執するあまり、自分の実力以上のことを自分に要求して、もともと出来ないことを出来ると勘違いしていることが原因となりイップスを発症します。

目的が自分の成長から他人の評価を上げることに変わってしまっているので、非常に惜しいタイプと言えます。

イップスになってしまうとどうなる?

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イップスになってしまうと、今まで出来ていた動きであっても自分の思った通りに体が動かなくなってしまいます。イップスにならないように対策をしておくことが1番ですが、なってしまった時に具体的にどうなるかを知っておくことも重要です。

ここではイップスによってどうなってしまうかを2点解説します。

競技人生が終わってしまう

イップスによって競技人生が終わってしまうのは、特にプロスポーツ選手に多いです。

プロスポーツ選手は長期間に渡り継続して好成績を残すことが仕事なので、イップスになってしまい、克服できないということは競技人生の終了に直結してしまいます。

実際に元プロゴルファーの宮里藍選手は、パッティングのイップスを発症したことにより現役を引退しています。

精神面での不調

こちらはプロスポーツ選手以外の方にも関係してきます。イップスになると、症状が出る動作以外にも悪影響を与える場合があります。

今までできていたことが急にできなくなったことで、他の動作で補わなければなりません。今までと違うプレイの仕方と、今までの不自由でなかった経験にギャップが生じることで、他の動作に悪影響が広がっていってしまいます。

イップスにならないための対策は?

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イップスになりやすい人がいるというのは説明しましたが、その傾向に自身が当てはまっていても大丈夫です。予防策はあります。

単純な話で、イップスになってしまう傾向と逆のことをすれば良いのです。

前述の「イップスになりやすい人はどういう人か」で解説していますが、何も真面目だから、完璧主義だからというだけでイップスになりやすいというわけではありません。

真面目だからミスを修正しようと過剰に練習してしまう、完璧主義だから自分の理想が高くなってしまうというように間接的な原因になっているだけです。

ここでは具体的にどうすればよいかを解説します。 

定期的に休みを取る

主に真面目な人と責任感が強い人に当てはまります。失敗によって自分が何か思い悩んでいたとしても、休まず練習しようとしてしまうからです。イップスになる前、なった後ともに練習を続けてしまうことは逆効果です。

悩んだまま練習することで、余計にどうすれば良いのかわからなくなり、また練習に打ち込むという具合に悪循環に陥ってしまいます。

一旦休んで失敗の原因、解決法を整理する時間をとるというのも有効な対策の1つです。

失敗したときのルーティーンを決めておく

主に完璧主義の人と理論派の人に当てはまります。ともに自分の失敗を許容できずに思い悩んでしまうからです。だから思い悩まず前向きにいこうと言われても具体的にどうすればいいのかわかりません。

この対策として、事前に失敗をしてしまったときにする行動を決めておきましょう。所謂ルーティーンです。例えば、失敗をしたら深呼吸をすると決めておくと、思い悩む前に深呼吸をするというルーティーンの実行に気を使うので、自然と思い悩まなくなります。

周りに悩みを打ち明ける

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周りに悩みを打ち明けるというのはとても重要です。失敗して思い悩むことはイップスになる要因の1つなので、思い悩む前に周りに話を聞いてもらうことは、イップスの対策になります。

具体的には友人や親に話を聞いてもらうか、カウンセリングを受けるというのがあります。

話しやすい友人や親がいいか、その道のプロであるカウンセラーがいいかは人それぞれなので、自分に合ったほうを選んでください。

メンタルトレーニング

日ごろからメンタルトレーニングを積み、自分の精神状態をコントロールしやすいようにしておくこともイップスの対策になります。メンタルトレーニングをするとポジティブな思考と態度への誘導や集中力の向上、感情の制御ができるようになることを見込めます。

イップスの原因を直接対策していると言えることに加え、競技レベルの向上などイップスの予防策だけでないメリットもあるので迷ったらメンタルトレーニングをとりあえずやってみるというのは有効です。

もしイップスになった場合にやってはいけないこと

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どんなにイップスにならないようにしていたとしても、なってしまう場合があります。なってしまったものは仕方ないのでまずはイップスを受け入れることが重要です。

どのようにしてイップスを克服していくかですが、イップスの治療法についてを別記事で解説していますのでそちらもご覧ください。(リンクはる)

ここではイップスになった場合にやってはいけないことについて解説していきます。

症状が出る動作を徹底的に反復する

症状が出る動作を徹底的に反復するというのは真面目な人がやってしまいがちです。イップスになってしまっている原因がわからないままやみくもに反復してしまうと、そもそも思い通りに動かなくなっているので余計に悪化してしまいます。

まずは焦らずに休んで自己分析をしたり、カウンセリングを受けたりしてイップスと向き合う努力をすることが先決です。その後イップスの克服に取り組みましょう。

症状が出る動作の細かい部分に意識を向ける

動作と一言で言っても、単純なものではありません。野球の投球動作を例に挙げると、下半身の動きと体重移動があり、上半身は投球フォームの中でも肩、肘、手首、指と意識すべき部分が多いです。また、上半身と下半身を連動させなければならないところにも神経を使います。

このように一つの動作は、たくさんの要因が絡まって成立しているので、細かい部分を意識したところでイップスを克服できる可能性は限りなく低いです。絶対にやめましょう。

まとめ

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今回は、イップスになりやすい人の傾向と対策についてまとめました。試験と同じで傾向と対策を押さえておけばある程度対応することが可能です。

この記事を読んで、イップスになる前にできることがあることをわかっていただけたと思います。

イップスになって苦労することがないように気を付けましょう。

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