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初めての卓球ラケットの選び方とおすすめの商品を紹介!

卓球を始めたいけど、ラケットの種類が多すぎて何を買えばいいかわからないと悩んでいませんか?

確かに、卓球ラケットの種類はものすごく多く、1つ1つ材料や重さ、硬さ、特性などが変わってきます。

つい適当に選んでしまうと、自分の感覚に合わないラケットを使うことになってしまいかねないので、慎重に検討すべきです。

この記事では、卓球初心者の方に向けて、ラケットの種類やおすすめの卓球ラケットをいくつか紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

卓球ラケットの種類について

卓球のラケットの種類には、大きく分けて2種類あります。

異なる点は、持ち方だけですが、人によって感覚的に持ちやすさや打ちやすさが変わってきます。ラケットの種類選びは、卓球を始める際の最初の分岐点と言っても過言ではありません。

この章では、2種類のラケットについて詳しく解説しますので、ラケット購入の際の参考にしてみて下さい。

シェークハンド

シェークハンドとは、ラケットを手全体で握るグリップのラケットです。

今では、卓球をしている人の多くはシェークハンドです。

ペンホルダー

ペンホルダーとは、名前の通り、ペンを持つようにラケットを握るグリップのことです。

現在はシェークハンドの割合が9割程度を占めており、ペンホルダーを使うプロ選手は少なくなってきました。しかし、その分個性的なプレースタイルを確立することができるため、これから卓球を始める方には選択肢の中に入れてみてはいかがでしょうか?

ペンホルダーの中でも種類があり、大きく3つに分類できます。それぞれ詳しく解説していきます。

日本式ペンホルダー

日本式ペンホルダーとは、ラケットの片面のみにラバーを張ったラケットのことです。ラバーとは、ラケットの表と裏に貼っている赤と黒のゴムのシートのことです。

日本式ペンホルダーは、その1面のみでフォアハンドもバックハンドも打つのが特徴です。また、日本式ペンホルダーは、形状が少し角ばっており、重心が先端寄りであるため、力のある打球がしやすいです。

中国式ペンホルダー

中国式ペンホルダーは、日本式ペンホルダーとは異なり、表面だけでなく裏面にもラバーを張って使うラケットを言います。

また、日本式ペンホルダーと違って、丸い形状をしており、フォアハンドとバックハンドの切り返しがスムーズにできたり、細かいラケット捌きがしやすくなるのが特徴です。

反転式ペンホルダー

反転式ペンホルダーは、日本式ペンホルダーの1種で、反対側の面も回転させて握れるようにグリップが短いところが特徴です。

中国式ペンホルダーも同様に反転式のペンホルダーと言えますが、一般的に日本式ペンホルダーの細くてコルク製のグリップを変更したものだけが反転式と呼ばれているそうです。反転式ペンホルダーは、日本式と異なり、両面にラバーを張ることを意識して、軽めに作られています。

戦型によってラケットを決めよう

卓球には戦型というものがあります。

ラケットのグリップが同じでも、自分に合った戦型を考えながらラケット選びをすることで、よりプレーが楽しくなるはずです。ここから、卓球における戦型を4種類紹介するので、自分に合った戦型をイメージしながら読んでみて下さい。

ドライブ主戦型

ドライブというのは、卓球の試合中のラリーにおいて基本的に使われている技術のことで、通常の打球に、前進回転をかけて打球する方法のことです。

多くの人がこの戦型で、世界的にみてもこの戦型がスタンダードであることは一目瞭然です。

カット主戦型

カット主戦型は、その名の通り、カットという技術を用いた守りの戦型をさします。前提として、カット主戦型のラケットは基本的に攻撃用ラケットに比べて大きなブレードで作られており、理由は2種類あります。

1つ目の理由は、ブレードが大きいほど、ボールの威力を吸収しやすいからです。カット主戦型は基本的に守りの戦術ですので、いかに打球をコントロールして返球できるかがポイントとなってきます。

2つ目の理由は、スイートスポットが大きくなるからです。スイートスポットとは、ボールが弾みやすいラケットの中央部分のことを指します。ラケットのブレード部分が大きいことで、スイートエリアも広がるため、打球点が多少ずれても安定した返球をしやすくなります。

カット主戦型は長期戦になることが多いので、強い忍耐力と体力が必要です。

前陣速攻型

卓球台から離れず前陣に張り付いて、ピッチの速さで相手を圧倒する戦法です。

どんなラケットにも相性が良いですが、特に日本式ペンホルダーと相性の良いタイプといえます。中国のトップ選手に多いタイプでもあり、現代卓球の王道プレースタイルです。

異質攻撃型

ラバーというものは、表面が平面の裏ソフトラバーを使うのが一般的です。基本的に裏ソフトでなければ、自在に回転をかけることができません。

異質というのは、ラバーの形状が裏ソフトとは異なるものを言います。異質ラバーには表ソフトラバーと粒高ラバーがあります。

表ソフトは、ラバーが少しゴツゴツした形状をしており、基本的には、裏ソフトラバーと組み合わせて使うことが多いです。裏ソフトと違って回転が少ない分、回転量を利用して相手のミスを誘うことができます。

粒高ラバーは、表ソフトよりも粒の高さが高くて、ラバーにあたるだけで、全く違う回転やスピードに変化させて、相手に返球できるという特徴があります。

人と違う、ユニークなプレーをしたいというかたには、おすすめの戦型です。

戦型とラケットの種類が決まれば、素材に目を向けよう

ここまで決まれば次はラケットの素材に注目してみましょう。

素材によって、打球感やパワーが変わってくるので、中上級者用のラケットを選んでしまうと、コントロールが難しくなってしまったりするので注意が必要です。

素材別のラケットについても解説するのでご覧ください。

木材ラケット

ラケットは主に板で作られており、基本的には木材のみで製造されることが一般的です。

木材で作られたラケットでも、単板と、いくつかの板を組み合わせた合板の2種類に分かれています。それぞれ詳しく解説します。

合板

複数の板を貼り合わせて作られた卓球ラケットです。

合わせる板の枚数は、3枚合板、5枚、7枚の3パターンに分かれており、組み合わせる板の枚数や種類によって、性能が変わってきます。

枚数が多くなればなるほど、案発力が高くなって強打が打ちやすくなりますが、その分重量が増えてスイングしづらくなります。

卓球のラケットは、基本的に重すぎず、軽すぎない5枚合板の製品が多いため、初心者の方は合板で作られたラケットがおすすめです。

単板

文字通り、1枚の板でできた卓球ラケットです。

シェークハンドで単板でできているラケットは、かなり珍しいです。単板のラケットは日本式ペンホルダーラケットによく利用されています。

単板は独特な柔らかい打球感が特徴で、板の厚さが厚くなればなるほど反発力が高くなります。

特殊素材入りラケット

特殊素材入りラケットとは、ラケットのベースである木材に加え、「カーボン」や「ファイバー」などの特殊素材を使ったシートを搭載したラケットです。

素材によって、まったく性能が異なります。トップ選手の多くは、自分で木材と特殊素材を組み合わせた特注ラケットを使うくらい、素材の組み合わせによって感覚は大きく変わってきます。

ここから特殊素材の代表的な「カーボン」と「ファイバー」について少し解説します。

カーボン

カーボンとは、鉄の5分の1の軽さで、強度は6倍あるという特徴を持っています。カーボンをラケットに編み込ませることで、軽量かつ高反発で頑丈な高性能ラケットに仕上げることができます。

ただ、強い打球がしやすくなる分、球離れが速くなり、コントロールするのが難しくなります。だからこそ、カーボンラケットを最初の段階から利用すると、打球の感覚を掴めないまま上達してしまうため、一般的にオススメされません。

卓球レベルが上がれば、カーボンラケットを上手く扱えるようになると、木材ラケットよりもっと力強い打球ができるため、プレースタイルの幅が広がります。

ファイバー

ファイバーは何種類もの素材に分かれており、有機系繊維で最高レベルの引張強度や弾性率のある素材や非常に柔軟な素材で、球持ちがよくコントロール性に優れているものなど、それぞれの素材によってそれぞれ性能が変わってきます。

他にもいろいろなファイバー素材が出ているので、ぜひチェックしてみてください。

初心者におすすめのシェークハンドラケット5選

これまでは、ラケットの種類について詳しく解説しました。ここからは、これまでの情報を踏まえた上で、おすすめのラケットを紹介していきます。

ポピュラーなものから、少しマイナーなものまで幅広く紹介します。

SWAT (ビクタス)

SWATは7枚合板の木材ラケットで、球持ちの良さ、弾み、軽さから高いバランス力を実現した名商品です。

SWATは初心者向け卓球ラケットの中でも王道中の王道と言える名ラケットで、多くの人に愛用されています。また、SWATはシリーズ化しており、「スワットパワー」や「スワットスピード」など、あらゆる性能に特化したラケットが出回るようになりました。

7枚合板でのこの高バランスは、他にも類を見ない良質な木材ラケットといえます。

コルベル (バタフライ)

コルベルは、木材5枚合板のラケットで、1990年代から幅広い選手に愛用されているロングセラー商品です。

余談ですが、コルベルという名前は、チキータを生み出した名選手の、ピーターコルベル氏をモデルに制作されています。

攻守のバランスにすぐれていて、レベルを問わず、あらゆる選手に使いやすいように開発されたラケットです。

ウイングライト(ニッタク)

こちらは5枚合板でできた木材ラケットです。

軽量で扱いやすく、安定感が高いラケットです。通常より弾まないとの意見が多くあり、バランス、コントロールを意識したプレーと相性が良いため、入門用ラケットとしておすすめできるラケットです。

オールラウンドエボリューション(スティガ)

オールラウンドシリーズは、STIGAという卓球メーカーが販売する、スウェーデン製の木材5枚合板のラケットで、打球感や球持ちの良さ、弾みのどれをとってもクセがなく、まさに名前通りのオールラウンドに相応しい性能を持っています。

その中でも、オールラウンドエボリューションは、日本代表の平野美宇選手がかつて使用していた名ラケットでもあります。

板が僅かに厚く、弾みやすくもボールコントロール性能に優れています。そのため、オールラウンドシリーズの中でも、攻撃的なプレーを好む人に適しており、前陣速攻型やドライブ主戦型の選手に向いているラケットです。

スウェーデンクラシック(ヤサカ)

5枚合板で少し板厚が薄く、重量も少し軽めのラケットとなっています。

木材ならではの軽量感と程よい打球感が非常に人気となっており、卓球の基礎技術を高めたい方におすすめできるラケットです。

初心者におすすめのカット型用シェークハンド2選

続いて紹介するのは、カット型のプレーにおすすめのラケットを2種類紹介します。

カット型用のラケットはシェークハンドラケットのみで、ペンホルダーでカット主戦型のプレーをする人はいません。

ラケットの種類も他の戦型に比べると少ないですが、その分人気が集まるラケットも存在します。

松下浩二(ビクタス)

このラケットは、全日本で4度優勝し、世界選手権で銅メダルの実績を持つ松下浩二氏が開発に携わってできた製品です。

高いコントロール性能はもちろん、カット型用ラケットでは珍しい5枚合板ならではの攻撃力を備えているという、攻守に優れたラケットとなっています。

カット主戦型を目指しつつも、攻撃もできるバランス型を目指したいという方はこのラケットがぴったりでしょう。

ビオンセロ(ニッタク)

ビオンセロは、ブレードが通常より小さめに作られたラケットです。

そのため、カットからの反撃に転じる際のスイングが軽くなるため、カット主戦型で攻撃をよくする方におすすめのラケットです。

価格は約12000円と初心者の方向けにしては少し高めの値段設定かもしれません。しかし、カットが上達し、カウンターを覚えてからビオンセロを使うことで、スムーズな切り返しプレーが出来ます。

初心者におすすめの日本式ペンホルダー2選

ここからは、卓球初心者の方におすすめの、日本式ペンホルダーラケットを2つ紹介します。

日本式ペンホルダーは、打球感によって、非常に好みが分かれるラケットです。

今回紹介するラケットは、日本のトップの卓球メーカーから厳選したラケットとなっており、初心者の方も、問題なく使用していただけます。

スリーク(ビクタス)

スリークは、日本式ペンホルダーには珍しい、7枚合板ラケットですが、軽量でスイングしやすいため、初心者でも無理なく扱えます。

また、VICTASは日本のトップを走る卓球メーカーのため、製品の信頼感や安心感は高いといえます。日本式ペンホルダーで卓球を始めたいと考えている方は、スリークを検討することをおすすめします。

アキュート(ニッタク)

アキュートは、5枚合板の日本式ペンホルダーのラケットです。値段が4000円弱と、とてもリーズナブルなのに対して、非常に高性能なラケットとして初〜中級者に愛用されている1本です。

特にコントロール性に優れており、安定したドライブを繰り出したい方におすすめのラケットです。

初心者におすすめの中国式ペンホルダー2選

続いて、中国式ペンホルダーラケットの紹介です。数こそ少なくなってきてはいますが、だからこそシェークハンドと一味違ったプレーができます。

日本式ペンホルダーに比べて、回転をかけやすいラケット選びが大事になります。

それを踏まえて、2種類のラケットを紹介します。

ラティカC(ニッタク)

5枚合板で、グリップが少し細くなっているラケットです。そのため、初心者の方はもちろん、ラリーを得意として攻守のバランスを重視する選手におすすめです。

どんなラバーにも相性が良いとの評判も多いため、初級者から中級者に上がっても使い続けられる優れものです。

SWAT(ビクタス)

中国式ペンホルダー版のSWATもシェーク同様に大人気商品です。

SWATは圧倒的なバランス重視のラケットで、特化された特徴はありませんが、その分安定したプレーをしやすくなります。

特に卓球歴の浅い方であれば、まだまだ自分の得意不得意もわからない状態の方が多いので、どんなプレーにも対応できるSWATは、シェークハンドも同様に忖度なしにおすすめできるラケットと言えます。

まとめ

この記事では、卓球を始めたばかりの方や、またこれから卓球を始めようと考えている方に向けて、卓球ラケットについて詳しく解説しました。

卓球はラケットがあれば始められるシンプルなスポーツですが、ご覧になったようにラケットの素材や形状によって、その性能や特徴が大きく変わってきます。

特に卓球を始めたばかりの頃の道具選びは、その後の皆さんの卓球のレベルを左右すると言っても過言ではないくらい重要になってきます。ぜひこの記事を参考にしてラケットを購入し、楽しい卓球ライフをスタートしていただければ幸いです。

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